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◆センター試験物理の特徴
2015年から始まった新課程センター試験では、「力学」「波」「電磁気」「熱とエネルギー」の基礎を学ぶ「物理基礎」、それらの発展事項に加え「原子」分野を学ぶ「物理」から出題されます。本番では、各自の志望等に合わせて「物理基礎」「物理」いずれかを、他科目と組み合わせて受験することになります。センター試験の形式は選択肢から正解を選ぶマークシート方式ですが、数式・数値の計算だけでなく、短文の正誤を選ぶもの、正しい図やグラフを選ぶものなど、物理現象を理解・説明する能力がさまざまな側面から問われます。

◆センター試験対策にあたって
センター試験の物理では高等学校における基本的な内容がきちんと理解できているかどうかが問われます。したがって受験を来年に控えた新高3生の皆さんは、まず教科書の内容を習得することを目標にしてください。現在の高校での学習到達度にもよりますが、今回のセンター試験本試験であれば、今の段階でも50点くらいは取れるのではないかと思います。それから着実に時間をかけて実力を積み上げていってください。


◆基本的な考え方を身につける!
皆さんが履修している新学習課程は、現行の課程に引き続き、物理現象を式で書き表すだけでなく、実験などの探究活動を通して理解させようとする傾向が強く見られます。ですから高校ではそういった機会を大切に活用し、加えて基本的な問題集を解いていくことで基礎を確かなものにして欲しいと思います。

◆物理現象の表現法をみがく!
センター試験では図やグラフを利用させたり、短文の正誤を判断させたりといった問題が多く出る傾向にあります。これらへの対策として、普段から問題の答えだけでなくそれに関係した考察をするクセをつけておきましょう。具体的には変数を変えて結果を吟味する、グラフを作ってみる、用語の約束を教科書で確認する、などといったことです。センター試験は題材が教科書に載るような有名な現象であることが多いので、こういった対策は非常に有効です。また、各分野は満遍なく出題されますから、ヤマをはったり苦手分野を残したりすることは避けなくてはいけません。

◆模擬試験で腕試し!
さらには本番形式での模擬試験を通じて経験を積むことです。時間配分のコツをつかみ弱点を洗い出すには最適です。東進で実施する全6回のセンター試験本番レベル模試(全国統一高校生テストを含む)を定期的に受けることで、学習成果の確認や苦手分野等の克服に役立ちます。合格に向けて活用するとよいでしょう。

必須問題4題、選択問題2題が出題された。また、原子物理は選択問題の大問として出題されている。 

大問6題形式、分野は第1問小問集合、第2問電磁気、第3問波動、第4問力学、第5問熱力学第6問原子物理であり、第5問熱力学と第6問原子物理が選択問題となった。すべての範囲から、万遍なく出題されている。新課程での新しい出題範囲である原子物理は、選択問題で大問として出題される形となった。

第1問小問集合では、波の回折による現象の理解、点電荷による静電気力、単振動と摩擦力、状態方程式、剛体のつり合いが出題された。第2問電磁気では、Aダイオードの整流作用と交流電源の時間変化・消費電力、Bサイクロトロンによる荷電粒子の加速実験、どちらも旧課程では範囲外の内容が出題されている。第3問波動では、A屈折の法則、B波の干渉。第4問力学では、A水平投射となめらかな壁への衝突、B2つのばねに連結された物体に関する運動が出題された。第5問熱力学では、断熱圧縮、等温圧縮、定圧圧縮に関する気体の状態変化が出題されている。第6問原子物理では、金箔にα粒子を照射するラザフォードの大角度散乱に関する実験、ボーアの原子模型および量子条件が出題された。

旧課程物理Tと比べて、大問数が増えたにも関わらず設問数は減少しているため、あまり深い考察まで踏み込んでいない。しかし、出題テーマは多岐に渡り問題の設定を把握するのに時間がかかるため、時間配分に苦労した受験生も多かったと思われる。 全体として、難易度は標準からやや難と言えるだろう。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2015

 

 

第1問

小問集合

5

5

20

第2問

電磁気

4

4

20

第3問

波動

4

4

20

第4問

力学

5

5

25

第5問

1問選択

熱力学

3

3

15

第6問

原子物理

3

3

15

 

合計

21

21

100

◆センター試験の特徴
2015年から始まった新課程センター試験では、「力学」「波」「電磁気」「熱とエネルギー」の基礎を学ぶ「物理基礎」、それらの発展事項に加え「原子」分野を学ぶ「物理」から出題されます。本番では、各自の志望等に合わせて「物理基礎」「物理」いずれかを、他科目と組み合わせて受験することになります。センター試験の形式は選択肢から正解を選ぶマークシート方式ですが、数式・数値の計算だけでなく、短文の正誤を選ぶもの、正しい図やグラフを選ぶものなど、物理現象を理解・説明する能力がさまざまな側面から問われます。

◆物理の考え方に慣れる!
多くの高校では、高校2年から物理の学習を始めると思います。ですから、まずは物理という科目の基本的な考え方・ものの見方に慣れることです。物理では原理原則を重視し、それを認めたうえでさまざまな現象に応用していく学問です。これを各分野ごとにやさしいレベルから使いこなせるようになりましょう。特に「力学」という分野は、物理の他分野にも影響を及ぼす非常に重要な分野です。まずはここから、さらに別の分野へとチャレンジをすすめていってください。

◆物理現象の表現法をみがく!
センター試験では図やグラフを利用させたり、短文の正誤を判断させたりといった問題が多く出る傾向にあります。これらへの対策として、普段から問題の答えだけでなくそれに関係した考察をするクセをつけておきましょう。具体的には変数を変えて結果を吟味する、グラフを作ってみる、物理用語の定義を教科書で確認する、などといったことです。センター試験は題材が教科書に載るような有名な現象であることが多いので、こういった対策は非常に有効です。また、各分野は満遍なく出題されますから、ヤマをはったり苦手分野を残したりすることは絶対に避けなくてはなりません。

◆意欲的に腕試しをする!
学習開始直後では難しいかもしれませんが、ある程度学習が進んだ段階で、定期的に実際の試験で自分の力を測る機会を積極的に設けましょう。模擬試験では、普段の学習で気付かなかった思わぬミスなどを発見できたり、時間内での計算力を自己診断できたりと、良い経験が積めるはずです。年間6回実施している東進のセンター試験本番レベル模試を利用して学習→腕試しの繰り返しで、少しずつ力をつけていってください!

必須問題4題、選択問題2題が出題された。また、原子物理は選択問題の大問として出題されている。 

大問6題形式、分野は第1問小問集合、第2問電磁気、第3問波動、第4問力学、第5問熱力学第6問原子物理であり、第5問熱力学と第6問原子物理が選択問題となった。すべての範囲から、万遍なく出題されている。新課程での新しい出題範囲である原子物理は、選択問題で大問として出題される形となった。

第1問小問集合では、波の回折による現象の理解、点電荷による静電気力、単振動と摩擦力、状態方程式、剛体のつり合いが出題された。第2問電磁気では、Aダイオードの整流作用と交流電源の時間変化・消費電力、Bサイクロトロンによる荷電粒子の加速実験、どちらも旧課程では範囲外の内容が出題されている。第3問波動では、A屈折の法則、B波の干渉。第4問力学では、A水平投射となめらかな壁への衝突、B2つのばねに連結された物体に関する運動が出題された。第5問熱力学では、断熱圧縮、等温圧縮、定圧圧縮に関する気体の状態変化が出題されている。第6問原子物理では、金箔にα粒子を照射するラザフォードの大角度散乱に関する実験、ボーアの原子模型および量子条件が出題された。

旧課程物理Tと比べて、大問数が増えたにも関わらず設問数は減少しているため、あまり深い考察まで踏み込んでいない。しかし、出題テーマは多岐に渡り問題の設定を把握するのに時間がかかるため、時間配分に苦労した受験生も多かったと思われる。 全体として、難易度は標準からやや難と言えるだろう。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2015

 

 

第1問

小問集合

5

5

20

第2問

電磁気

4

4

20

第3問

波動

4

4

20

第4問

力学

5

5

25

第5問

1問選択

熱力学

3

3

15

第6問

原子物理

3

3

15

 

合計

21

21

100