東進SNS公式アカウント
永瀬昭幸 理事長インタビュー全国統一テスト企業案内サイトマップニュースリリース
数学オリンピック 生物学オリンピック 地理オリンピック 地学オリンピック
東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2016 > 学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス


◆はじめに
現行課程になって2回目のセンター試験が施行されました。昨年の第1回目の本試験と追試験の問題をもとに、東進をはじめ、多くの予備校などが模擬試験を実施したこともあり、今年の受験生は、事前に多くの問題を参考に、準備・対応できたものと考えます。次年度に受験する皆さんは、新たに今年の問題の分析が加わることで、さらに適切な対策を講じることができるはずです。

◆センター試験について
生物基礎の教科書は、大きく「生物と遺伝子」・「生物の体内環境の維持」・「生物の多様性と生態系」の3編で構成されています。一方、センター試験「生物基礎」の大問も3題で、それぞれが教科書の目次と対応していました。この対応関係は、この先も続くと思われます。センター試験の解答形式はすべてマーク式で、ある程度準備と練習が必要です。
また、センター試験は、教科書の知識をそのまま問うという素直な問題だけでなく、知識の組合せを聞いたり、誤りの文章を指摘させたり、論理・考察が問われることもあります。これは、単に記憶力のすぐれた受験生だけを選抜したくないという、大学入試センターの意図の表れと見ることができます。
では、来年センター試験を受ける予定の皆さんは、どのような準備をするべきでしょうか。センター試験は知識だけを問う試験ではない、とはいうものの、まず教科書の用語は確実に理解しておくことが必要です。教科書レベルの知識を習得してはじめて、その上に考察を積み上げることができるのです。そのためには、教科書をよく読み、自分だけのオリジナルの参考書をつくるつもりでノートにまとめてみるのがいいでしょう。ある程度、知識がついてきたらいよいよ実践練習です。センター試験の過去問を実際に解くことをくり返します。問題作成者は正解の選択肢をどのようにカムフラージュしているのか?この実験の目的は何か?その結果が意味するところは何か?といった視点で解答していくことで、より高得点をとることも可能となります。

◆模試を活用しよう!
センター試験の過去問はまだ少ないため、全国統一高校生テストを含めてセンター試験本番レベル模試を受験するのがいいでしょう。本番では限られた時間の中で、プレッシャーを感じながらも実力を発揮することが要求されます。とくに「生物基礎」は他の理科基礎と組合せて受験する必要があります。同じ試験時間内で2つの異なる科目を選択し、その解答を所定の位置に正しくマークするという手順が必要です。このような実戦練習は、自分の勉強部屋ではできないので、ぜひ模試を利用してもらいたいと思います。

基本的な知識を問う問題および考察問題が出題された。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数3題,設問数16問は昨年と同じだったが,マーク数は17と昨年より1増加した。問題形式は空所補充,用語の組合せ,正誤判断が主体で,例年通り大きな変更はなかった。ただし前年から出題されるようになった“当てはまる選択肢を過不足なく含むものを選ばせる(当てはまる選択肢の数がわからない)設問”が今年も見られ,受験生の正答率を下げていると思われる。出題は,第1問が教科書の「生物と遺伝子」から代謝と遺伝子発現,第2問が「生物の体内環境の維持」から体液とホルモンによる調節,第3問が「生物の多様性と分布」から世界のバイオームと個体群であった。前年と同じく,教科書の項立てに沿った出題であるが,内容は前年と重複しないよう配慮されていた。設問の大半が,教科書の内容を押さえておけば解答できる知識問題であるが,誤りの選択肢の中には細かな知識を要求するものや,数式を立てにくい計算問題もあり,全問正答するのは難しかったと思われる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2016

第1問

生物の特徴および遺伝子とそのはたらき

6

6

19

第2問

生物の体内環境の維持

5

6

16

第3問

生態と環境

5

5

15

2015

第1問

生物の特徴および遺伝子とそのはたらき

6

6

20

第2問

生物の体内環境の維持

5

5

15

第3問

生物の多様性と生態系

5

5

15

過去の平均点の推移

2015
26.66点

◆はじめに
現行課程になって2回目のセンター試験が施行されました。昨年の第1回目の本試験と追試験の問題をもとに、東進をはじめ、多くの予備校などが模擬試験を実施したこともあり、今年の受験生は、事前に多くの問題を参考に、準備・対応できたものと考えます。次年度以降に受験する皆さんは、新たに今年の問題の分析が加わることで、さらに適切な対策を講じることができるはずです。

◆センター試験について
生物基礎の教科書は、大きく「生物と遺伝子」・「生物の体内環境の維持」・「生物の多様性と生態系」の3編で構成されています。一方、センター試験「生物基礎」の大問も3題で、それぞれが教科書の目次と対応していました。この対応関係は、この先も続くと思われます。センター試験の解答形式はすべてマーク式で、ある程度準備と練習が必要です。
また、センター試験は、教科書の知識をそのまま問うという素直な問題だけでなく、知識の組合せを聞いたり、誤りの文章を指摘させたり、論理・考察が問われることもあります。これは、単に記憶力のすぐれた受験生だけを選抜したくないという、大学入試センターの意図の表れと見ることができます。
では、再来年センター試験を受ける予定の皆さんは、どのような準備をするべきでしょうか。センター試験は知識だけを問う試験ではない、とはいうものの、まず教科書の用語は確実に理解しておくことが必要です。教科書レベルの知識を習得してはじめて、その上に考察を積み上げることができるのです。そのためには、教科書をよく読み、自分だけのオリジナルの参考書をつくるつもりでノートにまとめてみるのがいいでしょう。ある程度、知識がついてきたらいよいよ実践練習です。センター試験の過去問を実際に解くことをくり返します。問題作成者は正解の選択肢をどのようにカムフラージュしているのか?この実験の目的は何か?その結果が意味するところは何か?といった視点で解答していくことで、より高得点をとることも可能となります。

◆模試を活用しよう!
センター試験の過去問はまだ少ないため、全国統一高校生テストを含めてセンター試験本番レベル模試を受験するのがいいでしょう。本番では限られた時間の中で、プレッシャーを感じながらも実力を発揮することが要求されます。とくに「生物基礎」は他の理科基礎と組合せて受験する必要があります。同じ試験時間内で2つの異なる科目を選択し、その解答を所定の位置に正しくマークするという手順が必要です。このような実戦練習は、自分の勉強部屋ではできないので、ぜひ模試を利用してもらいたいと思います。

基本的な知識を問う問題および考察問題が出題された。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 

大問数3題,設問数16問は昨年と同じだったが,マーク数は17と昨年より1増加した。問題形式は空所補充,用語の組合せ,正誤判断が主体で,例年通り大きな変更はなかった。ただし前年から出題されるようになった“当てはまる選択肢を過不足なく含むものを選ばせる(当てはまる選択肢の数がわからない)設問”が今年も見られ,受験生の正答率を下げていると思われる。出題は,第1問が教科書の「生物と遺伝子」から代謝と遺伝子発現,第2問が「生物の体内環境の維持」から体液とホルモンによる調節,第3問が「生物の多様性と分布」から世界のバイオームと個体群であった。前年と同じく,教科書の項立てに沿った出題であるが,内容は前年と重複しないよう配慮されていた。設問の大半が,教科書の内容を押さえておけば解答できる知識問題であるが,誤りの選択肢の中には細かな知識を要求するものや,数式を立てにくい計算問題もあり,全問正答するのは難しかったと思われる。

年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2016

第1問

生物の特徴および遺伝子とそのはたらき

6

6

19

第2問

生物の体内環境の維持

5

6

16

第3問

生態と環境

5

5

15

2015

第1問

生物の特徴および遺伝子とそのはたらき

6

6

20

第2問

生物の体内環境の維持

5

5

15

第3問

生物の多様性と生態系

5

5

15

過去の平均点の推移

2015
26.66点