東進SNS公式アカウント
永瀬昭幸 理事長インタビュー全国統一テスト企業案内サイトマップニュースリリース
数学オリンピック 生物学オリンピック 地理オリンピック 地学オリンピック
東進ドットコムトップページ > センター試験解答速報2015 > 学習アドバイス
トップヘ戻る。 センター速報 学習アドバイス

センター試験は、学力を判定するための貴重なツールであることを認識しよう!
センター試験の受験者は50万人以上、そのうち日本史Bの受験者は約15万人です。これだけ多くの受験者によって明らかになったデータは、貴重です(たとえば、平成26年度の平均点は66.32点)。過去のデータは「独立行政法人 大学入試センター」のホームページに発表されていますので、定期的に過去問に取り組んで、自分の学力のレベルを判断するのに役立てましょう。

通史の学習とともに、演習も並行して進めよう!
いうまでもないことですが、通史の学習はインプット、演習はアウトプット的な性格をもっています。通史の学習で学んだ知識を答案に反映できるかどうかは、演習によって確かめてみるしかありません。センター試験・日本史Bで、最も多い形式である文章選択問題は、単純な暗記ではたちうちできず、理解していることが必要であることを気づかせてくれます。第1問のテーマ史は、通史を全て終えていないと取り組みづらいかもしれませんが、第2問は原始・古代、第3問は中世、というように、第2問〜第6問は時代ごとに大問が構成されています。通史と演習をうまく組み合わせて学習を進めてみてください。センター試験・日本史Bの作問には多くのスタッフが関わっており、受験生の学力を測るための,さまざまな形式の良問が並んでいます。空欄補充・年代整序・文章選択・図版や史料を用いた問題など、一定のパターンを認識できれば、通史の学習の際にどのようなことを意識したらよいのかがみえてくるはずです。

「考えながら」覚える習慣をつけよう!
教科の性格上、日本史に暗記的要素が強いことは間違いありません。とはいえ、単純な暗記に終始していたとすれば、当然知識は定着しません。日本史の学習において、最良のバイブルは教科書です。そのことを認識していても、教科書を精読するといった習慣を身につけている受験生はそれほど多くはありません。単純な作業のように思えてしまい、教科書を精読することを継続できないとすれば、それは、「考える」ことをしていないからだといってよいでしょう。文化史を例にとれば、仏像彫刻を把握していく際に、(1)ほかの時代の文化史で把握した仏像彫刻と比較する、(2)写真で確認するなどしてその特徴を考える、(3)当時の仏教はどのような性格をもっていたのかを把握する、(4)政治・外交・社会などとの関連性を確かめる、などを意識して、読み方を変えてみましょう。そうして考えてみたことを自分でノートにまとめれば、立派なサブノートができあがっていきます。

模試を有効に活用しよう!
学習の習慣をつけるのは、容易ではありません。そこで勧めたいのが模試の受験です。センター試験本番レベル模試は、全国統一高校生テストも含めると全6回、難関大本番レベル記述模試と有名大本番レベル記述模試は全5回、実施されます。これらは、受験日本史に精通したスタッフによって作成されています。学習のペースメーカーとするためにも、これらを受験しましょう。

戦後史の出題が激減し、対外関係史の出題が増加した。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 


大問数6題、小問数36問の問題数は昨年度と同様。例年通り、史料・グラフ・写真・地図を用いた問題がみられたが、出題数はやや減少した。昨年度減少した外交史(対外関係史)の出題が増加した。

(時代)
中世の割合が減少し、戦後史からの出題が減少した。第3問は中世に限定されず、近世初期(織豊政権)までが出題の対象となった。

(分野)
例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、外交史(対外関係史)がやや目立った。前近代の文化史の出題は減少した。

(出題形式)
多様な素材(史料・グラフ・写真・地図)を用いた問題は、昨年度よりやや減少した。年代整序問題は、昨年度の5題から3題へと減少した。空欄補充問題では、3つの語句の判断を求める問題が出題された。過去問と類似した地図問題が出題されたことが特筆点としてあげられる(第6問の問6と2013年度第6問の問6)。

(史料・グラフ・写真・地図)
史料(鹿子木荘に関する史料、北条泰時書状、1838年の江戸幕府の諮問に対する代官の回答、鉄道国有法案の審議に関する議事録)、グラフ(日本人の海外移住者数)、写真(朱印状、竪杵・石包丁)、地図(日本軍が占領した都市)が設問の素材として用いられた。



年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2015

 

 

第1問

日本人の海外移住と外国人の渡来

6

6

12

第2問

原始・古代の農業と社会の変化

6

6

18

第3問

中世から近世初期までの政治・社会

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の立法機関

4

4

12

第6問

林芙美子とその時代

8

8

23

2014

 

 

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

2013

 

 

第1問

北海道・沖縄の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治・宗教・文化

6

6

18

第3問

中世の宗教・文化

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の特許制度

4

4

12

第6問

20世紀日本における軍事と政治・経済・社会とのかかわり

8

8

23

2012

 

 

第1問

文化財の保護と活用

6

6

12

第2問

古代の政治・社会・文化

6

6

18

第3問

中世の政治

6

6

18

第4問

近世の政治・社会

6

6

17

第5問

明治期における日本の領土とその支配

4

4

12

第6問

市川房枝とその時代

8

8

23


過去の平均点の推移

2014 2013 2012 2011 2010
66.32点 62.13点 67.92点 64.11点 61.51点

歴史に興味をもとう!
2011年3月の東日本大震災は、歴史学の重要性が認知されるきっかけになりました。過去の災害から復興のあり方を学んだり、未来にどんな災害が待ち受けているのかを、ある程度予測することができたりするからです。2015年は阪神・淡路大震災から20年目にあたります。そして、首都圏では大きな地震がいつ起きてもおかしくない状況にあるといわれています。身近に起こりうる災害に興味をもてない人はいませんよね。また、近年では、中国や韓国との緊張がニュースになることも多いですよね。なぜ国際的緊張が生じるに至ったのでしょうか。こうしたことを考えれば、歴史を学ぶことの意味や重要性を認識できるのではないでしょうか。「なぜこんなに覚えなくてはならないのか」、「歴史なんて学ぶ意味がない」などと否定的にとらえてしまえば、日本史は当然つまらない教科になってしまいますし、得点も伸びていきません。まずは「興味をもつ」という姿勢を養いましょう。

教科書を重視しよう!
どの教科においても、学習の基本は教科書になります。歴史上の出来事は評価の難しいものが少なくありませんが、教科書には、日本の歴史が簡潔かつ客観的に記述されています。主観を排除した日本史を把握することは、受験のためだけではなく、国際化が顕著となっている今日において、ビジネスパーソンにとっても重要なことといえるでしょう。しかし、どうしても教科書を精読する習慣がつかないのであれば、一度に多くのページを読もうとするのではなく、目的意識をもって取り組んでみてください。具体的には、「今日は奈良時代の政治を把握する」、「明日は飛鳥文化を理解する」など、やや小さな単元を対象に精読し、教科書を閉じたあと、そこには何が書いてあったのかをノートにメモするようにしてみてください。こうした習慣は、やがて大きな力になっていきます。

模試を有効に活用しよう!
それでも学習の習慣が身につかないようであれば、模試の受験を勧めます。センター試験本番レベル模試は、全国統一高校生テストも含めると全6回実施されます。これらは、受験日本史に精通したスタッフによって作成され、『解答解説集』では、初学者でも理解しやすいように、(1)図や表を用いる、(2)ルビを多くふる、(3)理解を深めてもらうための【参考】や【整理】を設ける、といった工夫が施されています。受験会場の雰囲気にふれたり、成績がどのような状態にあるのかを把握したりすることは、モチベーションの向上につながります。学習のペースメーカーとするためにも、ぜひ、東進のセンター試験本番レベル模試を受験してみてください。

戦後史の出題が激減し、対外関係史の出題が増加した。 


大問数
減少 | 変化なし | 増加 
設問数
減少 | 変化なし | 増加 
マーク数
減少 | 変化なし | 増加 
難易度
易化 | やや易化 | 昨年並み | やや難化 | 難化 


大問数6題、小問数36問の問題数は昨年度と同様。例年通り、史料・グラフ・写真・地図を用いた問題がみられたが、出題数はやや減少した。昨年度減少した外交史(対外関係史)の出題が増加した。

(時代)
中世の割合が減少し、戦後史からの出題が減少した。第3問は中世に限定されず、近世初期(織豊政権)までが出題の対象となった。

(分野)
例年通り、政治・社会・経済・外交・文化とバランス良く出題されていたが、外交史(対外関係史)がやや目立った。前近代の文化史の出題は減少した。

(出題形式)
多様な素材(史料・グラフ・写真・地図)を用いた問題は、昨年度よりやや減少した。年代整序問題は、昨年度の5題から3題へと減少した。空欄補充問題では、3つの語句の判断を求める問題が出題された。過去問と類似した地図問題が出題されたことが特筆点としてあげられる(第6問の問6と2013年度第6問の問6)。

(史料・グラフ・写真・地図)
史料(鹿子木荘に関する史料、北条泰時書状、1838年の江戸幕府の諮問に対する代官の回答、鉄道国有法案の審議に関する議事録)、グラフ(日本人の海外移住者数)、写真(朱印状、竪杵・石包丁)、地図(日本軍が占領した都市)が設問の素材として用いられた。



年度

大問

出題分野

設問数

マーク数

配点

2015

 

 

第1問

日本人の海外移住と外国人の渡来

6

6

12

第2問

原始・古代の農業と社会の変化

6

6

18

第3問

中世から近世初期までの政治・社会

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の立法機関

4

4

12

第6問

林芙美子とその時代

8

8

23

2014

 

 

第1問

古文書を中心とした博物館の展示に関する会話

6

6

12

第2問

原始・古代の社会・国家と交通との関係

6

6

18

第3問

中世の政治・経済・文化

6

6

18

第4問

近世の文化・外交

6

6

17

第5問

明治期の租税制度

4

4

12

第6問

手塚治虫とその時代

8

8

23

2013

 

 

第1問

北海道・沖縄の歴史

6

6

12

第2問

原始・古代の政治・宗教・文化

6

6

18

第3問

中世の宗教・文化

6

6

18

第4問

近世の政治・経済・社会

6

6

17

第5問

明治期の特許制度

4

4

12

第6問

20世紀日本における軍事と政治・経済・社会とのかかわり

8

8

23

2012

 

 

第1問

文化財の保護と活用

6

6

12

第2問

古代の政治・社会・文化

6

6

18

第3問

中世の政治

6

6

18

第4問

近世の政治・社会

6

6

17

第5問

明治期における日本の領土とその支配

4

4

12

第6問

市川房枝とその時代

8

8

23


過去の平均点の推移

2014 2013 2012 2011 2010
66.32点 62.13点 67.92点 64.11点 61.51点