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どの環境にいても人生はあなたの頑張り次第で良いものに
特に私の場合、小学生の時に出会った先生の影響が強かったように思います。私は、小学三年生の頃から英進館に通っていました。その時私の今までの状況を知る先生から「公立の方が合っている、どこに行ってもその後の人生はあなたの頑張り次第だよ。」との助言をいただき、公立中学校に進学しました。その選択が私の人生を大きく変えたと言っても過言ではありません。というのも、後の進路選択にも影響を与えた「卓球」に出会ったからです。
5月いっぱいで部活を引退し、ようやく自分の進路と向き合い始め、自分の実力と周りからの評価を考慮した九大か、卓球が強く、やりたいことが出来る広大で悩んでいました。そんな時ふと、頭に「先生」が思い浮かびました。ネットで先生の名前を見つけダメもとで電話しました。なんとつながったのです。進路の相談をすると、小学生の時にかけてくださった、「どこに行っても、その後の人生はあなたの頑張り次第。」という言葉を再びかけていただき、さらに「卓球を続けたい、強くなりたいという気持ちは大切にしなさい。」と言っていただきました。この言葉により、志望校を広島大学に決めました。これは高3の6月の話です。そこでようやく私の受験生としての意識が確立しました。
とはいっても、当時の成績のままいけば合格出来る位置にいたため、少し逃げていた部分もあったと思います。皆さんには行くかどうかは別として常に一歩上を目指してほしいです。また、進路で悩む人は友達や先生に相談してみてください。そこから毎日、その日にやったことや気づき、次の日にやることをノートに書きだしたものや、模試のやり直しをしたルーズリーフの写真を撮って先生に送りました。継続することが苦手な私は、模試の復習は問題用紙に書き込むようになり、前やったルーズリーフも管理が出来ずに見直しをしませんでした。私のように管理が苦手な人や面倒くさがり屋な人は、ルーズリーフや書き込みよりノートに復習するのが良いと思います。
夏休みには9月に行われる大運動会の企画長となったため、勉強する間もないほど忙しくなりました。運動会が終わったら理系教科の勉強が大変になることはわかっていたので、夏休みはその時苦手だった古文、漢文の和訳の書き出し、数3の講座のみを徹底的にやりました。数3は共通テスト前にどれだけやりこんでいるかで共通テスト後の伸びが変わってくると思います。
夏休みが明けて運動会までの期間は、勉強より青春を全力で楽しみました。そのことによって運動会明け、スイッチが入りました。模試の復習は教科ごとに一冊のノートにまとめ、高1から続けてきた朝勉で物理の苦手な単元を5周以上回しました。すると、停滞していた成績が伸び始め、なんとか前に進んでいました。
そのころから私は同じクラスで同じ学部学科を目指していた男子に影響を受けていました。彼は私の苦手な化学が得意で、毎回化学の点数が負けていたことにとても悔しさを覚えました。東進も同じで約5か月間共に戦い続けてきました。休み時間化学の暗記を惜しまず努力を続けているその男子に感化され、私も暗記物を何度も覚えなおし、全く分からなかった計算も今まで受けた模試の過去問を全部引っ張り出してきてやりました。最後までその子には化学は及びませんでしたが、その子がいたから入試に挑めるだけの実力はついたと思います。何をしたら良いか分からなくなったらとにかく暗記を反復してやるのが良いです。
そして12月。自分で過去問の本と称した、全教科を一冊にまとめたノートを作り、共通テストと二次を攻略しました。その過去問の本には、授業での共通テスト対策や過去問演習をするごとに、知識の漏れだけでなく、考え方に関して改善点や対策法などを記入し、新たな問題を解く前に毎回必ず見直しました。これは、以前毎日卓球ノートをつけていたことが役に立ちました。
そして迎えた共通テスト当日。解く順番など、自分にあった方法を見つけていた自信があったため、時間配分を考慮せずに解き進めてしまい、普段はとれていた英語リーディングで半分を切ってしまいました。二次試験で英語が無かったため、英語の記述対策をないがしろにしてきたことも原因だったと思います。共通テストが終わるまでは全教科きちんと勉強することをお勧めします。
私は高1の頃から人一倍学校の定期考査に全力を注いできました。一番大切なのは考査後にどれだけ忘れないでいられるかということですが、定期考査でも点が取れていない人はまずはテストに合わせる努力をしてみてください。また、直前期に大問別演習でつめた苦手教科の対策の成果が十分発揮されたので、最後まで諦めず苦手教科に向き合って下さい。共通テストで大事なのは、その場の対応力です。飛ばす勇気を持ってください。
私は、二次力に自信がなかったので、共通テストが終わった日の夜に二次に切り替えるため、二次の過去問を一年分解きました。その時の点数は、物化数すべて30点代。合格には6割は欲しい中、不安からのスタートでした。そこで私は4時起きの生活を始めました。しかし、日中とても眠く、さらには私立入試の前日に熱を出してしまい、本末転倒でした。睡眠は本当に大切です。しっかり寝てください。
とにかく前期試験までの二週間は今までで一番つらく、日にちが過ぎるのがとても遅く感じました。それでもここまできたらやるしかないと思い、広大の過去問を10年分やり切りました。3周以上時間を計って解き、過去問だけは他の受験生よりも完璧に仕上げた自信があります。受験前日、ホテルで全部色のついた東進の二次過去問演習の画面を見て、涙が出てきました。初めてやり切った、それだけで自信になりました。
全く眠れずに迎えた二次試験本番。先述の同じクラスの男子の聞き慣れた鼻をすする音が聞こえてきたので、いつも通りに試験に臨むことが出来ました。最初の数学では、第一問からデータの分析が出てきて驚きはしたものの、ラッキー問題だと自分に言い聞かせ、落ち着いて解けました。また、共通テストの反省を生かし、大問一つを捨て、解けた問題を二回解き直しました。普段からミスが多かったので、この判断は良かったと思います。実際、微分など絶対に落としてはいけないところでミスしていたことに気づくことが出来ました。
物理は大問が一つ増え、化学は自分の苦手なところが存分に出ました。しかし、その中で過去問や模試と似た問題を探し、確実に解けるところを意識するようにしました。誰しも、出来ない問題に目が行きがちになります。しかし、何事も練習は苦手なところに、本番は得意なところに目を向けるようにしてください。
私は、これからも勉強と卓球の両立を続け、プロ野球界、プロのスポーツ界を盛り上げるべく、日々努力します。そして、ゆくゆくは超高齢社会である日本を健康面で支えられる人になります。それが今までお世話になった方々への恩返しとなるように頑張っていきます。
最後に、どの環境にいても人生はあなたの頑張り次第で良いものになります。まずは勉強を頑張れる環境にあることに感謝し、焦らず努力を続けてください。今日は、目標まで一番時間のある日です。まだ間に合います。皆さんのご健闘をお祈りしています。
合格データ合格の秘訣を聞いてみました!
受験に対する考え方を教えてもらい、ポジティブになれた。
自分の立ち位置や今後の流れについて、親身になって話していただいた。
二次試験前に解き直すことで、共通テスト前からの自分の成長を感じられる。また、本番同じような問題が出たため、落ち着いて入試に挑めた。
Yes
部活を思い切り出来るから。
友達と競い合ったり、話したりして息抜きとして活用していた。
自分の弱点を見つける力がついた。高校での思い出が出来た。
長時間勉強する体力がついた。
二次試験まで残り2週間の期間。しっかり寝た。
卒部式で堂々と立っているのを想像し、話す内容を考えること。
恩師との再会
人生
プロのスポーツの世界を発展させ、日本を盛り上げたい。その後、超高齢社会の健康寿命を延ばすために情報発信をしていきたい。
過去問演習講座
分かりやすい解説授業で理解を深めたり、配点を知ることが出来たりするため。また、目標点に到達すると、色が付き、達成感を得ることが出来るから。
高速マスター基礎力養成講座
アプリでもでき、隙間時間を有効に使えるから。
チーム制
志の高い友達と切磋琢磨できるから。
【 スタンダード物理 Part1 】
解説がとても分かりやすく、物理が楽しいと思うきっかけになったから。
【 ベースチャレンジ現代文 】
受験まで通じる、読み方、解き方を手元解説で詳しく解説されており、とても分かりやすいから。
【 テーマ別数学Ⅲ 】
1つの問題に対して様々な角度から解説されているため、新たな発見があり、とても分かりやすかった。