前の記事で書いた通り、スペイン旅行の話を少し書きたいと思います。
<バルセロナの夜......>
8月27日夜10時前。
僕たちは世界遺産のサグラダファミリア(ちなみにサグラダファミリア建築の現在の主任は日本人の方なのですがご存知ですか?)のライトアップを見て、ホテルに帰ろうとバルセロナを歩いていました。
大通りと大通りをつなぐ、少し細く人通りも若干少なめな道に入ると、一人の白人が話しかけてきましす。
"Excuse me. Where is the 'plaza de Catalunya(カタルーニャ広場)'?"
僕たちが不意の質問に戸惑っていると、男は続けて"I'm a tourist, too."と言ってきます。それに相槌を打ってカタルーニャ広場への道順を説明しようとした瞬間、
"Stop!Police!Police!"
という声が聞こえ、僕たちと声をかけてきた白人の間に警官2人が駆け寄ってきました。
警官たちは警察手帳を見せると、
"Cocaine control!Cocaine control!"
と言い、パスポートを見せろと命じてきます。
それに従いパスポートを見せ、僕たちは日本人、白人はハンガリー人だと警官に告げました。
その後、警官たちが財布の中身を見せろと言ってきたので財布の中のお金を差し出すと、コカインを財布に入れ持ち歩いていたかチェックをしているようで、お金の匂いをかいでチェックをしていきます。
そのチェックが終わると、"OK.Good money."と言い、早くしまえと金を財布のところにつき返してきました。
そして、白人の方を指差して、"He is ヤクザ!"と言い、その男を追っ払った上で僕たちに早く帰れと促してきたので、僕たちはそのままホテルに帰りました。
その日は日中から何台か街中をパトカーが通っていたのですが、それは麻薬組織を摘発しようという出動だったのかなとか、あのまま警官たちが来なかったらどうなっていたのだろうかとか話しつつ、無事にホテルに着いたので、何事もなく済んだ.........のだと思っていました。
しかしホテルで僕が財布を見ると、お金が減っていたのです!
世羅も財布をチェックすると、やはりお金が減っていました。
どうやら、警官たちと思っていた2人組はニセ警官で、ヤクザ役の男とグルだったようです。
お金の匂いをかいでいるときは手元を見ていたら何も怪しいことはしていなかったのですが、おそらくその後に早くしまえとお金を財布付近につき返してきたときにお金を手に残してでもしてかすめ盗ったのでしょう。案の定、翌日に警察署に行くと、前日のニセ警官たちの着ていた服は警察署にいた警官たちの服装と違っていました......。
その日はスペインでは不便なトラベラーズチェックを一気に現金に換金していて、かつ荷物をホテルに置いて体一つで出かけていたので、大金を分散せず一箇所にまとめて持っていました......その分ある程度の枚数を抜き取られても気づけず、僕は6万円を取られてしまいました(>_<)
やはり日本人は狙われやすいんだろうなぁということと同時に、日本は治安がいいなぁと改めて感じる出来事でした。
大学に入って海外旅行をする皆さんはできるだけお金は分散させて持ち歩くようにしましょう。
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