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2018年6月14日 18:45

数学の勉強法!

こんにちは。理科Ⅲ類2年の天野康一です。お久しぶりですね。
大学2年生の前半というのは東大在学中で一番ゆっくりできる時期で、僕も最近はのんびりとした大学生活を楽しんでいます。
そんなことはさておき、先日は東大本番レベル模試が行われましたね。感触はいかがでしたか?東進の東大模試は最終東大本番レベル模試を除けば、1日で全教科を扱うので体力的にもきついですよね。(笑) 皆さんご存知のように、本番では2日間に渡って試験が行われるのですが、1日目終了後のメンタルの保ち方が2日目の出来を左右すると言っても過言ではないです。こういったことを考えると、多くの受験生を不安にさせるのが、1日目の数学の出来ですよね。
数学というのは、科目の性質上、点数が大きくぶれやすいです。どんなに数学が得意な人でも、問題の始めの段階で勘違いをして大問丸々吹っ飛ばす、といったことを複数の大問でやらかしてしまったり、逆にそういった勘違いに気付いてしまって試験中にテンパる、なんてことをしてしまったりすると、目を疑うような点数を取ってしまいます。
他の科目に関して、例えば物理や化学については、多くの問題で演習を積み試験慣れさえしておけば運に左右されず安定して高得点をとることは可能です。しかし、数学については、どうしても運が左右してしまいます。問題に対する自分との相性も出来に強く影響してしまうからです。とりあえず演習を積んでおけば数学では安定した点が取れる!などといった綺麗事を僕は言うことはできません。(笑) とはいえ、びっくりするような点数を取ってしまう可能性を出来るだけ小さくすることは、努力次第で可能です!ここでは、東大数学の対策法を、大失敗しないためのコツと合わせてお伝えできればなと思います。
数学は(英語もですが)、高2までにある程度のところまで完成させておくべき、というのはよく聞くことですよね。ここでいう「ある程度」というのは、高3になってすぐ演習形式を中心に数学の勉強を進められるように基礎事項は全て高2までに頭に入れておけ、という意味だと僕は捉えています。では、どのようにして演習を進めていけば良いのでしょうか。
高3では多くの受験生が理科(文系ならば社会)に追われがちです。となると、数学は後回しになってしまいます。別にこれが良くないといっているのではなく、むしろ高3では理科や社会に集中するべきなのですが、(そのためにも高2で英数は完成させておくべきなのです)最低限1週間に1回は数学の演習(できることなら時間を計ってテスト形式で)をしましょう。演習形式に限らず、不安な分野の確認ということなら、もっと頻度をあげて数学に触れるべきです。
テスト演習の仕方ですが、理系なら6問150分で、文系なら4問100分での演習を強く勧めます。時間が結構かかってしまいますが、この演習を繰り返すことで、試験慣れをすることが出来ます。問題はどこから引っ張ってきても構いません。参考までに、僕は、夏までは『ハイレベル理系数学』(河合出版)や『新数学演習』(東京出版)から難しそうな問題を色々な分野に渡って6問選んでテスト演習をし、夏以降は東大の過去問を1980年台からひたすら潰していきました。たまに、突然不安になった分野(複素数など)に絞り、6問集めて演習する、なんてことをして、「あー今回は何点くらい取れたな~」といった感じで半分ゲーム感覚で楽しみながら演習をしていました。(こんなのは楽しんだもん勝ちです)
そういったテスト演習で大事なのが、言わずもがな、復習です。もし解けなかった問題があった場合、自分がなぜそこで詰まってしまったのか、詰まらないようにするためにはどうすれば良かったのか、等を考え、必要であればそういったことを書き留めておきます。そうすれば類題が出た場合でも落ち着いて対応できますよ。
先程1980年台から過去問を解いた話をしたので、少し東大の過去問について書こうかなと思います。1980年台の問題は簡単すぎることもなく難しすぎることもなく、といった感じです。一方で、1990年台の問題のセットには、極端にやりづらいものが混じっています。最近の問題ではこのようなことがないので、いやこれは難しすぎるやろっていう問題があればそこまで気にすることはないかもしれません。2000年以降は再び標準的な問題のセットが多いな、という印象を受けました。2013年度が難しいという意見をよく聞くのですが、僕的にはここ数年で2015年度が一番解きづらかったです。(完全に僕の主観ですので無視してください(笑))
さて、話を元に戻して、今度は試験中に焦ってしまった場合の対処法について書きたいと思います。試験が始まってすぐ、多くの方は6問なり4問なり全体を見渡して解きやすそうなものを見つけるわけですが、簡単だと思って解いたら全く手が出ない、となって焦る人も多いと思います。こういう時は、一旦ペンを置いて深呼吸しましょう。そして自分と同じように焦っている受験生を探してみましょう。(大抵います)そして平常心になるのを待ちます。パニック状態のまま問題を解き進めようとしても空回りするだけです。急がば回れですよ。平常心になりさえすれば、良い解法をひらめく可能性だって高くなります。こういった感じで、数学の試験は半分メンタルの試験みたいなもんなんです。
とりあえずこれを読んでくれた皆さんは、来たる夏模試(東大実戦、東大オープン、そして8月19日開催の東大本番レベル模試)に備え、数学のテスト演習をして、試験慣れしておきましょう。その演習の際、惰性で演習を進めるのではなく、毎回が試験本番であるつもりで演習をしましょう。惰性でやってしまうと、例えば問題で詰まってしまった時、ほとんど焦ることなくヘラヘラした感じで次の問題に移るなんてことをしてしまいがちです。試験本番ではこういったことは出来ないですよね。毎回が本番だと自分に言い聞かせましょう。
また、数学に限った話ではないですが、模試を受ける前は、必ず目標を立てておきましょう。そして、その目標を達成するために何をすべきか、といったことを考えて勉強を進めましょう。

今回のブログの内容が少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。それでは、受験勉強、楽しみながら頑張ってください!!
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