皆さんこんにちは!文科Ⅰ類2年の石井です。
最近のブログで話に挙げている人もいますが、現在東大では進学振り分けの真っ只中です!自分は第1段階で法学部に内定を頂いたのですが、今日は第2段階(第1段階で進学先が決定しなかった人がふるいにかけられます)の結果発表がありました。第1段階とは違いここで進学先が内定する人がほとんどで、中には不本意な進学先に決定してしまうという人も多いというシビアな状況で、僕の友人たちも悲喜交々でした。
進学振り分けについて、なんで入学してからも競争にもまれなければいけないのか、と言う人もいます。しかし、点数をとることについてそこまでハードな努力は要求されていませんし、主体的に自分の進路を大学に入ってから確定させられるという点で良いシステムなのではないか、と個人的には考えています。
さてさて、話は変わりますが今日は数学の計算ミスについて話をしてみようと思います!
夏模試を受け終えて、あるいは過去問演習を始めて、「解けてたはずなのに計算ミスで全然点数来なかった、、」みたいな経験をする人、多いのではないでしょうか。実力以外のところで落としてしまって損だ、っていう感じがしてきますよね。
でも点数が全てを言う本番でそんな言い分は通用しませんし、何よりそういったミスを最小限に抑えるのも実力のうち。数学における「得点ができる」という状況は、「問題が解ける」という状況のさらに一つ上の段階にあるのです。
......とエラそうなことを書いてはみましたが、僕も受験生時代は計算ミスを頻発していました。勉強の中で計算ミスを未然に防ぐ方法を見つけ改善したと思いきや、本番でパニックになり大問1つぶんの点を失うという雑魚っぷり。結局合格できたからよいものの、点数的にも精神的にも最悪の状況に陥ったので、皆さんは僕みたいにならないようにしましょう、、、
という感じなのですが、一応自分なりに計算ミス対策も考えていたのである程度は共有できるものもあると思います。というわけで計算ミスの対策について述べてみます! まず
計算ミスはして当たり前
という原則を念頭に置いておきましょう。
計算ミスによる失点をなくすためにするべきことは計算ミスをしないようにすることはもちろんですが、「計算ミスを発見しそれを未然に防げるようにしておくこと」もかなり大事なのです(確かに計算ミスをしないように慎重に計算を進めるのも大切ですが)。
これを踏まえて何個かテクニック、意識すべき事柄などについて簡単に列挙してみます。
①こまめに検算を行う
超大事。これにより最後の方でミスに気付いて初めのほうからやりなおしという事態はかなり防げます。また、こまめにチェックをしておくことによって、計算ミスに気付いたときに、「ここまではチェックしたからミスをしている蓋然性は低いだろう」と見当をつけられるので、ミスの元を探す範囲もしぼりこめてより易しくミスを発見することができます。 易しい問題のときはこのチェックの時間も邪魔だ、という人がいるかもしれませんが、特に絶対に完答したい問題などのときこそこの意識を徹底するようにしましょう。
②文字ははっきり書く
どちらかというとミスを未然に防ぐことを目的とはしていますが、これも大切です。変な転記ミスで値がぐちゃぐちゃにならないように、見やすい文字を書いておきましょう。また、見やすい文字を書くことを意識する中で取れる時間によって一つ一つの計算も丁寧にできる(逆に必死になって文字を書きなぐっているシーンをイメージすると納得できると思います)ので、移項などのミスが出やすい場で慎重になれると思います。
③解答が常識から外れていないかを確かめる
例えば確率漸化式の解に小さい値を代入したら結果が異ならないか、あるいはnに入る値を無限に大きくしていったときに取り得る値と相違ないか、はたまた軌跡の分野においては、図示したものが図形的なイメージから想定される領域の概形と大きく外れていないか、どう考えても通る場所を通らないことにしていないか...など、分野ごとに解答が合っていそうかどうかを判別するテクニックが存在します(特に余事象を考えるなど、確率の分野ではミスチェックのテクニックが豊富にあります)。
こういったテクニックをフルに活用して、試験中に、答えをだすだけではなく自分の解答があっていると自信を持って言える状態まで持ってくることを意識するとおのずと不要な失点が減っていきます。
④自分のミスのクセを知る
最重要。問題をたくさん解いていくなかで「自分は2次方程式を処理するときにミスしやすい」「不等号の向きを逆にしてしまいやすい」など、様々な自分の特徴が見えてくると思います。
それをまとめましょう。そして、自分がミスしやすい場面に出くわしたときはちゃんと身構えてミスしないように丁寧に解き進める、あるいは答えが間違っていそうなときはまず自分が良くミスしてしまうところを見返してみて間違いがないか探る... 自分のクセを改善しなくとも知っているだけでこのようにミスを減らしうるだけの効果を与えてくれます。
ただこれには自分がどういう所でミスしやすいかに気付くことが大前提です。数学の時(理系だと物理などでも同様に?)には常に自分のミスにアンテナをはっておきましょう。
長くなってしまいましたが以上になります。これから本番までは本当に一瞬で過ぎ去っていきます。
人によっては二学期は苦しい時期になるとは思いますが、マイペースに気楽にがんばってください!! 応援しています(^^)/
コメントする