みなさんお疲れさまです、
昨日に引き続き勅使河原です。
今日私が伝えたいことはただ一つ。
字は丁寧に書こう。
タイトル通りです(笑)。
夏休みが終わりいよいよ秋、
これからは模試だったり過去問だったりで「答案」を書く機会が増えるのではないかと思います。
そのとき、時間に追われてか、字が殴り書きのようになってしまっていることはありませんか?
もちろん、試験では字の上手さでは評価されないことは大前提です(採点者が読めないくらいの答案でない限り)。
同じ内容を書いていたら、字が上手かろうが、そうでなかろうが、同じ点数がつけられます。
ただ、皆さんに覚えていてほしいのは、
「もともと字があまり上手くない」のと、
「雑に字を書いている」のは、
採点者は結構見分けられるということ。
私もこれまで何百枚もの答案の添削に携わってきましたが、
何となくわかります。
だから「自分は字上手くないなぁ......」と思っている人、
別に字体が整っていなくても、
読む人に伝わるように丁寧さを心掛けてくれればそれでいいんです。
個人的には字の形も個性だと思うから、
今から教科書みたいな字を目指して練習する必要は全くありません。
ただ、字を丁寧に書く習慣のない人は、要注意だと思います。
「答案は大学へのラブレター」というのはよく言うことですよね。
ラブレターを書く、となったときに、殴り書きする人はあまりいないのではないでしょうか。
自分の気持ちを伝えたいのならば、「伝えよう」という誠実な気持ちが字にも出ると思います。
精神論みたいな言い方になってしまいますが、
受験は運のような不確定要素も大きいです。
模試でA判定を取っていても本番で失敗してしまう人は毎年います。
そんな戦いのなかで、少しでも「運」をたぐりよせようとするならば、
この大学に入りたいです、だから私の考え、私の作った答案をあなたに「伝えたい」です、
といった誠実さを、採点者に伝えられるよう心掛けることも、
案外悪くないと思いませんか?
丁寧に答案を書く、というのは本番でいきなりできるかというと、
結構難しいと思います。
書くのに時間をかけすぎて時間配分が狂っては、本末転倒ですからね。
だからまだ時間と練習の場がある今の時期から、
少しずつ意識できるようになるといいのではないでしょうか。
ちなみに答案だけじゃなくて、計算用紙のような草案の段階でも
少し丁寧さを心掛けると、あとで自分の考えた道筋を辿りやすくなっておすすめですよ。
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