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皆さんお久しぶりです、東大特進スタッフ理科二類2年の兵藤です。

 

大学の必修科目の試験が終わってやっと一息つくことができました。

 

さて、今日はまた生物のお話をしたいと思います。前回は東大の生物の勉強法について書きましたが、今回は入試に向けた生物の勉強法のお話です。

 

大学入試の生物の勉強で最も大切なのは教科書のしっかりした理解です。教科書の内容をわかっていれば、未知の生命現象が扱われる入試問題にも対応することができます。逆にいうと、演習問題をたくさん解いていても教科書をわかっていなければ、1問解いて1つの生命現象を知るだけでなかなか点数を伸ばすのは難しいでしょう。

 

教科書の内容を理解するというのはどういうことでしょうか。それは、教科書で扱われる生命現象について、適応進化や生理機構の方面から説明できるようにするということだと思います。適応進化の観点とは、この形質ことでどうして生存や生殖が有利になったのかと考える視点のことで、生理機構の観点とは、どのようなしくみで形質が現れているのか考える視点のことです。

この2つの視点を常に意識しながら生物の教科書を読み進めて行けば、教科書に出てくる生命現象を理解し、入試で何が題材になっても対応できるだけの生物の力がつくと思います。

 

生物を勉強するうえで教科書を読むことが最も大切だということは強調したいですが、もちろん教科書を読むだけでは時間内に東大の問題を解き切ることは難しいでしょう。

そこで、時間配分と処理の高速化のための手段として演習問題や過去問を使って欲しいです。つまり、教科書を読んで基礎を完璧にしてから問題を解くという順番が良いということです。高3になってもまだ習っていない部分があると焦って過去問に手を出したくなるかもしれませんが、基礎がなっていない状態で過去問を解くのはもったいないので、教科書を固めるまで我慢しましょう。

 

最後に、東大生物の特色はなんといっても記述が多いということです。頭では分かっているのに解答の文章は支離滅裂だという受験生は多いです。自分では上手く書けたつもりになっているのに点数は来ないという残念な状況を避けるためにも添削を活用すると良いです。東大特進コースの「東大生物」では、講師の先生直々の添削を受けることができるので、受講している皆さんはしっかりこの機会を活かしましょう。

 

高得点が取りにくいと言われる生物ですが、力をつければ得点源として安定させることができます。焦らずじっくりと頑張ってください。

 

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