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どんなに遠まわりに見えようとも、勝つためには、基本の積み重ねしかない。

川上哲治(元プロ野球選手)

川上哲治(元プロ野球選手)

これは、プロ野球で初の2000本安打を達成し、巨人のV9時代の監督を務めた川上哲治の言葉です。


「打撃の神様」といえば川上哲治といわれるほどの成績を残した川上ですが、巨人入団当時は投手としての才能を認められての入団でした。最初の5年間は二刀流の状態で活躍し、投手成績では11勝9敗、野手成績では二度の首位打者を獲得するなど、どちらにおいても輝かしい成績を残しました。


6年目からは野手として活躍し、プロ16年目にはプロ野球史上初の2000本安打を歴代最速である1646試合で達成した川上ですが、努力の天才でもありました。「ボールが止まって見えた」これは川上が打撃練習中に残した名言で、黙々とバットを振り続けた結果、雑念を振り払い新境地に入ったことを意味しています。


川上は、これ以外にも努力にまつわる名言をいくつも残しています。「勉学や向上の道すがらの努力や苦労には、何ひとつ無駄はない」、「努力に際限などない。努力していると思っている間は本当に努力しているのではない」。川上が残した言葉からは、とびぬけた努力が伺えます。


どんな輝かしい功績にも、努力はつきもので、避けては通れないものです。先を急ぎ、実践を見据えた練習や勉強を行っても、基本を疎かにしていては、成長は見込めません。急がば回れともいうように、最後に勝利を掴み取るのは、どれだけ遠回りしても、努力を疎かにせず基本を大事にした人なのではないでしょうか。


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川上哲治

川上 哲治(かわかみ てつはる(現役時代は「てつじ」)、1920年(大正9年)03月23日 - 2013年10月28日)は、熊本県球磨郡大村(現:人吉市)出身のプロ野球選手(内野手、投手)・監督、野球解説者。

(wikipediaより一部抜粋)

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