これは日本の芸術家、岡本太郎の言葉です。

有名な作品として太陽の塔を残した彼ですが、どのような人生を送ってきたのでしょうか。

1929年に渡仏した岡本太郎は、抽象表現に影響を受けながら画家としてのアイデンティティを確立していきます。帰国後、自らの芸術理念の核となる「対極主義」を提唱し、制作のみならず『今日の芸術』、『日本の伝統』などの著作においても文化・芸術論を展開しました。

《太陽の塔》を頂点とするパブリックな空間に展開される巨大な彫刻や壁画など、生活の中で生きる作品群は、「芸術は大衆のものである」という岡本太郎の信念そのものを象徴おり、没後もなお、多くの人々を惹き付けています。

このように様々な分野で活躍した岡本ですが、その裏には多くの苦労があったといいます。人は何かに挑戦しようとするとき、目の前に壁が立ちはだかります。

壁とは、経験が足りないことや、自分の能力に対する不安かもしれません。

また、失敗のリスクや資金の少なさかもしれません。

しかし、その壁の大きさを想像し、つくりあげるのは自分自身なのです。

必ず乗り越えられると考えれば壁は低くなり、とても無理そうだと思えば壁は大きくそびえたってしまいます。

岡本太郎の言葉のように、乗り越えるべき本当の壁は自分の中にあるのです。

壁を前にしてそれに背を向けるのか、その壁に手を掛け、新たな一歩を踏み出すのか、それを決めるのはあなたです。

一度きりの人生、悔いの残らない選択をしたいですね。