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初心、忘るべからず

世阿弥(能楽師)

世阿弥(能楽師)

世阿弥は父の観阿弥と共に南北朝時代から室町時代にかけて能楽を大成した人物です。彼は室町幕府第3代将軍足利義満の庇護を受けて若い頃から役者としての才能を開花させました。


この「初心、忘るべからず」という言葉は世阿弥の著書『花鏡』にある言葉です。『花鏡』は世阿弥が40代から老後にかけて悟り得た彼の芸術論を段階的に書き継いだ伝書で、長男観世元雅によって伝えられました。「初心、忘るべからず」というのは「どんなことでもそれを始めた時の初々しい、純真な心を忘れてはいけない」という意味で現代でも教訓として用いられることが多いですが、世阿弥がこの言葉を通じて言わんとしていたことは少し違います。世阿弥が意味していたことは「1つのことを長く続けたからと言って完璧になるわけではない。鍛錬を続けて次の段階に行ってもその段階における初心、拙さというものがある。己の段階に応じて心境を変えていかなければならない。」ということです。


世阿弥の名言には他に「稽古は強かれ、情識はなかれ」という言葉があります。情識とは傲慢や慢心を意味し、この言葉は「練習を一生懸命にし、どれだけ熟達しても慢心するな」というメッセージを伝えています。「初心、忘るべからず」、「稽古は強かれ、情識はなかれ」という2つの名言から分かるように彼は芸能に対する非常にストイックな姿勢と「芸能とは人生をかけて完成するものだ」という当時にしては斬新な考えを持っていました。彼の言葉は今を生きる私たちにもモチベーションを与えてくれます。


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世阿弥

世阿弥(ぜあみ、世阿彌陀佛、正平18年/貞治2年(1363年)? - 嘉吉3年08月08日(1443年09月01日)?)は、日本の室町時代初期の大和申楽結崎座の申楽師。父の観阿弥(觀阿彌陀佛)とともに申楽(猿楽とも。現在の能また歌舞伎の祖形ともいう)を大成し、多くの書を残す。観阿弥、世阿弥の能は観世流として現代に受け継がれている。

(wikipediaより一部抜粋)

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