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人間というのは、結果を得て幸福になるのではない。努力そのものが幸福なのだ。

本多静六(造園家)

本多静六(造園家)

この言葉は本多静六の言葉です。「日本の公園の父」と呼ばれる人物で、日本で最先端を行く林学の研究者でした。また、貯蓄投資家としての側面も持ち合わせていました。

努力そのものが幸福だと述べた、本多の努力家としての人生の歴史は幼少期までさかのぼります。


9歳のころに父親を急になくし、本多は家計が苦しくなり、勉強をしながらも家の手伝いを優先しなければならない生活になりました。

しかし14歳のころに、書生として上京し勉強に励みます。祖父と約束した上京を条件に、郷里の農繁期には里帰りし家業を手伝いました。そのため、コメを突きながら読書をするなど、仕事中の時間も惜しんで勉強に励みました。このころの本多の睡眠時間は4,5時間だったと伝えられています。


勉強できることに感謝し、努力することを幸福に感じていたというのが、行動にも表されています。そして、東京山林学校(現東京大学農学部林学科)へと進学しドイツ留学をへて博士号を獲得し、日本初の林学博士となりました。


本多はあらゆる人生の困難に打ち勝ち、学問、事業、調査研究旅行、社交、貯金、家庭円満のいずれも大成功を収めた人物です。長い生涯を通じて、「人生はすべて努力だ、努力なしでは英才にも幸福にもなれない」という言葉を身をもって示したのです。


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本多静六

本多 静六(ほんだ せいろく、慶応2年07月02日(1866年08月11日) - 昭和27(1952年)01月29日)は、日本の林学者、造園家、株式投資家。日本の「公園の父」といわれる。苦学して東大教授になり、「月給4分の1天引き貯金」を元手に投資で巨万の富を築き、大学定年退官と同時に全財産を寄付した。旧名、折原静六。

(wikipediaより一部抜粋)

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