この言葉はミッキーマウスの生みの親、ウォルト・ディズニーの言葉です。

ウォルトは、ディズニー家の次男としてアメリカに生まれました。アニメーターとして独立後に会社を立ち上げ、『オズワルド』や『アリス・コメディ』などのアニメーションを制作します。中でもオズワルドはウォルトのよりどころとも言えるキャラクターでした。ところが、オズワルドをめぐって作品配給会社とオズワルドの版権・著作権を渡さざるを得なくなり、ディズニー側で活躍していた優秀なアニメーターたちが次々引き抜かれていきます。

しかしオズワルドを失って諦めかけたウォルトを救ったのは、思いがけず誕生したミッキーマウスでした。ミッキーマウスは『蒸気船ウィリー』でデビュー以降、世界中で愛される人気者となりました。 兄のロイ・ディズニー、妻のリリアンなどの支えもあって、ウォルトはミッキーマウスシリーズや『白雪姫』で大成功を収めます。アニメーションでの成功があった後、ディズニーランドを開くことになりましたが、初めはキャラクターがウロウロするテーマパークなど誰が来るのだ、と批判が少なくありませんでした。しかしここでも彼は諦めず、成功する光景を思い描き続けて大ヒットを巻き起こしました。

何度希望を打ち砕かれても、実現が難しそうな状況になっても、夢を追い求め続けたウォルト・ディズニーは、身をもって夢は叶うことを体現しています。みなさんにもそれぞれ夢があると思いますが、ウォルト・ディズニーのように諦めずに夢を追い続けたいですね。