この言葉はアメリカの俳優、ジェームズ・ディーンの名言です。彼の人生において、努力は常に結果に表れた訳ではありません。カリフォルニア大学の演劇科に進学後、エキストラとしての活動を始めましたが、その努力はなかなか認められませんでした。この名言はそのような報われない経験をしてきた彼だからこそ言えた言葉なのでしょう。

これを読んでいる皆さんの中にも、今現在、努力が認められずに苦しんでいる人がいるのではないでしょうか。努力が認められないと、自分の努力は無駄なのではないかと考え、苦労をしている自分が惨めに思えますよね。そのような時はこの言葉を思い出してみてください。結果はどうであれ、努力しているあなたを見てくれる人がいて、苦労をした経験はいずれあなたの強みになります。

実際、初めは報われなかった彼も、ニューヨークへ戻った後のブロードウェイの舞台でエリア・カザン監督の目に留まり、スター街道を歩むことになります。彼は24歳という若さでこの世を去りましたが、彼の人生は、目の前の結果にこだわってしまいがちな私たちに、長い目で人生を見て、努力を継続することの大切さを教えてくれています。

成功に挫折は付き物です。そのことを念頭に置くだけで、報われなくてつらい思いをしているときでも、「これは成功するために必要な挫折の１つだ」と考えることができ、気が楽になるのではないでしょうか。この言葉の通り、結果に関わらず、何かをやりきったあなたは満足感に満たされているはずです。