この言葉を意訳すると、「経験から知恵が生まれる」という意味になります。「世界一有名な絵画」ともいわれるモナ・リザや、最後の晩餐などの作品を手掛けた中世ヨーロッパの芸術家であるレオナルド・ダ・ヴィンチが残した言葉です。

彼は絵画などの芸術系の分野だけでなく、工学、天文学、解剖学などにおいても大きな功績を残しており、彼の飽くなき探究心と尽きることのない独創性から「万能の天才」とも呼ばれています。しかし、彼は意外なことに初等教育学校に通っておらず、ほとんど独学で知識を身につけたと言われています。彼は学校に通う代わりに野山に赴いてスケッチをしたり、学校に通っていた人から数学や絵画について見聞きしたりしていました。このようにして知識を身に着けた彼だからこそ、経験の大切さを人一倍重視していたのかもしれません。

さまざまなことを経験することによって、本などでは得られない知識を身に着けることができます。もちろん、教科書や本などで知識を得ることは大切ですが、自分の目で実物を見ることでより深い知識を得ることができます。私たちも、彼のようにいろいろな物事に関心を持ち、たくさんの知識を蓄えていきたいですね。