みなさんは、過去と同じ失敗を繰り返してしまうことはありませんか。 “If you want the present to be different from the past, study the past.”は、そんなときに心に留めておいてほしい名言です。

この言葉は、オランダの哲学者であるバールーフ・デ・スピノザの言葉です。日本語にすると、「もし現在を過去とは違うものにしたいのならば、過去を学びなさい。」という意味になります。

これは、歴史という長い目で見た過去を学ぶことについても、自らの人生という過去を学ぶことについても言えます。例えば、人々は第二次世界大戦という大きな過ちを犯しました。学校教育や戦争経験者の話、テレビの特集などからこの悲惨な過去から学ぶことで多くの人が戦争を繰り返すべきでないと考えるようになり、現在を過去と異なるものにすることに成功しているのです。同じように日常生活においても、失敗した過去を学び行動を変えることで、失敗を繰り返すのを防ぐことができます。

さらに、歴史から学ぶことができるように、私たちは他人の失敗からも学ぶことができます。日本語に「反面教師」、「人の振り見て我が振り直せ」という言葉があるように、周囲の人をよく観察することでも同じ失敗を避けることができます。失敗すること自体は悪いことではありませんが、既に失敗すると分かっている行動は避けるべきです。

“If you want the present to be different from the past, study the past.”という言葉を心に留めて過去から学び、日々成長していきたいものですね。