これはイタリアの詩人、哲学者であり政治家の、ダンテ・アリギエーリの言葉です。現在でも高い評価を受ける「神曲」、「新生」など文学作品を生み出した彼の人生とはどのようなものだったのでしょうか。

彼はイタリア・フィレンツェに生まれ、9歳のとき彼が生涯愛することになるベアトリーチェ・ポルティナーリという女性に出会います。しかし、彼女は24歳の若さで病死してしまいます。その悲しみの中で書き上げた詩集が「新生」でした。

そして、36歳のとき政争に敗れた彼は、故郷のフィレンツェを追放され、約17年間にも及び、放浪の身を強いられたのです。そんな苦悩の中書き上げた物語が「神曲」でした。

そんな波乱万丈な人生の中で文学作品を生み出した彼は、「行動する」ということを大切にしていたのでしょう。「物事を成し遂げる秘訣は行動すること」というのは一見あたりまえのようにも思えます。しかし、あたりまえに理解していても実践するのがなかなか難しいのが「行動する」ということなのです。

夢や目標のために行動するべきだと頭では分かっていても、なんとなくやる気がでなかったり、失敗を恐れるあまり行動に移せないこともあるかもしれません。そんなときには、この言葉が背中を押してくれるはずです。