この言葉を意訳すると、「人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするためには走らないといけない」という意味になります。相対性理論でなどで知られ、20世紀最大の物理学者と評されているアルベルト・アインシュタインが遺した言葉です。

　様々な理論を発明し、多くの人々から「天才」と評されている彼ですが、幼少期から言語障害に悩まされており、少年時代はほぼ喋ることができなかっただけでなく、アルファベットの「R」を生涯反対にしか書けなかったと言われています。しかし、5歳の時にプレゼントされた方位磁石をきっかけに見えない力の存在に興味を持ち、数学や物理の分野において才能を開花させます。その後、様々な理論を発表することで世間に名を轟かせ、科学の発展に大きく貢献し、晩年は核兵器の根絶を訴えるなど、平和活動に参加しました。

　彼が生涯を通して精力的に活動し、努力し続けたことが、様々な功績に繋がりました。ただ、彼のように常に努力し続けるのは決して簡単なことではありません。目の前の誘惑に負けてしまうことはよくあることです。しかし、自転車をこぐのをやめると倒れてしまうように、途中で努力することをやめると目標の達成は不可能になります。 　

　挑戦する勇気が出なかったり、途中で努力することを諦めそうになっていたりする人は、長い年月をかけて理論を温め続けた彼のように、目標を達成できるまで努力を続けられると良いですね。