これは石川啄木の名言です。彼は明治時代に活躍した歌人で、『明星』に寄稿する浪漫主義詩人として頭角を現し、満19歳で最初の詩集を刊行しました。

経済的事情から代用教員や新聞記者として勤める傍ら小説家を志している時期もありましたが、東京で新聞の校正係となってから1910年に刊行した初の歌集『一握の砂』では三行分かち書き形式で生活に即した新しい歌風を取り入れ、歌人として名声を得ました。また同年に起きた幸徳事件（大逆事件）を契機として社会主義への関心を深め、文学評論も執筆しましたが、結核により満26歳という若さで亡くなりました。啄木の死後も友人らの尽力により『悲しき玩具』、詩集『呼子と口笛』等が出版され後の日本文学に大きな影響を与えました。

明日は何を為すべきか、これは今日のうちに考えておかなければならぬ唯一のものである。

 明日するべきことを考えるのはとてもシンプルなことですが、これができずに、明日起こるかもしれないことなどを心配してしまっている人は多いです。心配するよりも自分がどのように行動を起こしたいかを考えることがより重要です。この格言を胸に、心配するまえに行動しませんか？