“It always seems impossible until it's done.”この言葉は、黒人解放運動の象徴的な指導者として知られる、ネルソン・マンデラが残した言葉です。日本語訳すると「何事も成功するまでは不可能に思えるものである」となります。
マンデラは1918年、少数の白人が政治の実権を握る南アフリカ共和国で、部族長の孫として生まれました。1944年に、黒人の公民権を求めるアフリカ民族会議(ANC)に参加すると、後にその政治活動により国家反逆罪などで終身刑の判決を受け、27年間を獄中で過ごします。獄中からも黒人解放のために尽力したことで、闘争のシンボルであり続けました。釈放後は南アフリカ初の黒人大統領として、アパルトヘイト体制からの脱却を実現しました。
目標に向かって頑張っているとき、それが成功するのかどうか分からず、不安になることはありませんか。努力していても結果が出ないと意味が無いと思い、途中で諦めてしまったり、最初から挑戦することをやめてしまったりするかもしれません。しかし、成功するためには、目標に向かって進み続けるしかありません。マンデラが幼いころからの夢である、アパルトヘイト撤廃を実現することができたのは、終身刑の判決を受けてもなお、長年の夢を諦めない強い意志があったからです。何かを諦めそうになったときにはマンデラの言葉を思い出し、目標に向かってもう一歩進んでいきたいですね。
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