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初心を貫くには、普通の人の二倍も三倍も、頑張らなければならぬ。

白瀬矗(南極探検家/軍人)

白瀬矗(南極探検家/軍人)

この言葉は日本人初の南極探検家、白瀬矗の言葉です。この全文は、「自分は今、目的の第一歩をやっと踏み出したばかりである。初心を貫くには、普通の人の二倍も三倍も頑張らなければならぬ。だから、直の字を3つもつけたのだ」というものです。実は彼の名前はもともと白瀬知教でした。初心を忘れないために、19歳で、東京で陸軍に入った白瀬は環境の変化を機に本名の「知教」を捨て、「まっすぐ」を意味する「直」を3つ重ねて「矗」と名乗ります。


白瀬は12歳の頃すでに「将来、北極探検をやりたい」と目標を決めていました。それを聞いた寺子屋の先生は「まず、鉄も割れるという酷寒に耐えられる体を作らなければならない。」と厳しい課題をいくつも与え、諦めさせようとしました。しかしながら白瀬は諦めず、涙ぐましい努力を続け、2年目には厳寒の中でも体が震えないようになりました。


残念ながら、アメリカの探検家ピアリーが先に北極点を踏破してしまいましたが、すぐに「日本は決して西欧諸国に劣らないことを示したい」と南極探検家を目指すことを決めました。達成するためには資金集めや旅の交渉など困難な壁がいくつもありましたが、この時原動力となったのが、幼いころから目指した、「前人未到の地域に達したい」「探検家になりたい」という想いだったのでしょう。


皆さんには夢や目標はありますか?人生には大変なことが多々ありますが、それも自分の夢や目標を一心に追い続けることで、頑張り続けることができます。白瀬のように夢に向かって全力で人生を駆け抜けてみたいものですね。


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白瀬矗

白瀬 矗(しらせ のぶ、文久元年06月13日(1861年07月20日) - 昭和21年(1946年)09月04日)は、日本の陸軍軍人、南極探検家。最終階級は陸軍輜重兵中尉。幼名は知教(ちきょう)。

(wikipediaより一部抜粋)

白瀬矗のその他の格言

  • □人間は目的に向かって剛直に、まっすぐ進むべきものである。

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