プロテスタントの教育者である新島襄が残した言葉です。

新島襄の人生はどのようなものだったのでしょうか。

新島は、上州安中藩士の家に生まれます。藩士の子弟から漢学・蘭学を学び，漢訳聖書を読んで感動を受け、欧米文明とその宗教を学んで日本にもたらそうと決意します。そして、1864年脱藩し渡米した後、キリスト教の洗礼を受けて牧師となり、理学・神学を学んで帰国しました。1875年、同志社英学校（同志社大学の前身）を創設し，キリスト教的自由自治主義の教育で多くの青年を感化しました。とくに，熊本洋学校に学んで同志社に入学した小崎弘道，海老名弾正，徳富蘇峰らは「熊本バンド」として著名です。

世の中の事はすべて根気仕事である。根気の強いものが最後の勝利を得る

この言葉は、一見ただの根性論のように思えます。しかし、華やかな成功の裏には必ず地味で日の目を見ない努力が数多くあるものです。そんな地味な努力を続けられる人が最後には勝てるのです。

世の中には、「楽にできる」、「簡単にうまくいく」などの甘言が溢れていますが、実際はそんな甘く有りません。地味な努力を続ける事の重要性を、この言葉から学ぶ事ができますね。