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今夫国の品位をして進んで列国の際に対立し以て永遠の偉業を固くせんと欲せば、国民の志気を培養発達するを以て其根本と為さざることを得ず。

森有礼政治家・外交官・思想家・教育者

森有礼政治家・外交官・思想家・教育者

森有礼は、明治初期の激動の時代において日本の近代学校制度の骨格を築き上げた初代文部大臣です。薩摩藩の藩士として若き日にイギリスやアメリカへ命がけの密航留学を経験したのち、欧米の高度な近代文明や教育システムに直接触れました。その強烈な原体験を胸に、帰国後は初代文部大臣として小学校令や帝国大学令などの法制度を次々と整備し、大日本帝国における近代教育の礎を独創的な手腕で確立した、明治日本の教育改革を牽引したパイオニアです。


この言葉は、彼が国家の近代化と教育のあり方について熱烈に論じた教育方針に関する意見書の中に記されている、国家の真髄を突いた極めて重みのある一節です。国が真に自立し、世界の列強と対等に渡り合いながら永続的な発展と偉業を築き上げていくためには、小手先の技術や知識を教え込むことだけに終始していては決して不十分であり、何よりも国民一人ひとりの内面にある精神や気概、すなわち「志気」を豊かに育てて発達させることこそがすべての土台であるという、森の教育に対する熱い信念がここに示されています。


受験生の皆さんも、毎日の机に向かう中で、テストの点数や偏差値、処理しなければならない膨大な知識という目に見える数字ばかりに追われ、「何のために勉強しているのか」を見失いそうになっていないでしょうか。しかし、森有礼が国家の発展を見据えて説いたように、どんなに高度なスキルや知識を詰め込んでも、それを使いこなすあなた自身の「志気」、すなわち心の底から湧き出る意欲や気概が伴っていなければ、本当の意味で未来を切り拓くことはできません。目先の点数だけに一喜一憂するのではなく、自分の内なる志を高く持ち、自らを鍛え抜く強い意欲を大切に前進していきましょう。


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森有礼

森 有礼(もり ありのり、旧字体: 森 有禮、1847年8月23日(弘化4年7月13日) - 1889年(明治22年)2月12日)は、日本の政治家、外交官、思想家、教育者。

(wikipediaより一部抜粋)

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