ページを更新する ページを更新する

大学受験(大学入試)対策の塾・予備校なら東進

ページを更新する ページを更新する
google

カスタム検索

東進ハイスクール・東進衛星予備校からのおすすめ
東進ハイスクール・東進衛星予備校からのおすすめ

健康な人間などというものは、恐らく一人もいないにきまっている。何等かの意味で、自分の人生に絶望を持たないで生きて来た人間は、一人もないにきまっている。

林芙美子小説家

林芙美子小説家

林芙美子は、幼少期から定まった家を持たずに全国を流転する極貧の生活を強いられ、行商や女工、事務員など数え切れないほどの職を転々としながら懸命に生き抜いた苦難の半生を経て、その過酷な実体験を赤裸々に描いた自伝的小説『放浪記』で一躍文壇の寵児となった作家です。社会の底辺で泥水をすするような生活を送り、飢えや孤独に脅かされながらも、人間に対する鋭い観察眼と旺盛なエネルギーを失うことなく、自らの筆一本で運命を切り拓いていきました。華やかな経歴とは無縁の場所から、人間の生々しい哀しみや力強さを独自の文体で描き続け、昭和の文学界を駆け抜けた不屈の女性表現者です。


この言葉は、彼女が波乱万丈に満ちた自らの人生の軌跡と、その中で出会ってきた無数の人々の姿を静かに振り返りながら随筆集『冬の林檎』に記した、人間存在の本質を突く極めて深遠な一節です。一見すると何不自由なく健やかに暮らしているように見える人間であっても、その内面を覗けば誰もが癒えない傷や言い知らぬ悩みを抱えており、人生のどこかで深い絶望や打ちひしがれるような苦難を経験していない者など一人もいないのだと彼女は説いています。綺麗事だけでは生きていけない人生の重みを誰よりも肌身で知っている林だからこそ、人間の弱さや痛みに寄り添い、すべての人が何かしらの影を背負って生きているという揺るぎない現実を温かく肯定する言葉として、この一文に深い説得力が宿っています。


受験生の皆さんも、日々の学習や将来へのプレッシャーに押しつぶされそうな中で、「どうして自分ばかりがこんなにつらい思いをしなければならないのだろう」「周りの人はみんな順風満帆に見えて、自分だけが劣っているのではないか」と、孤独な焦燥感に駆られてしまうことが何度もあるかもしれません。しかし、林芙美子がその生涯を通じて見つめ続けたように、人生の途中で絶望や深い悩みを抱くことは決して特別なことではなく、懸命に生きている人間であれば誰もが通る普遍的な道です。自分だけが不幸だと思い込んで心を閉ざしてしまうのではなく、誰もがそれぞれの見えない苦しみを抱えながら前を向いて生きているのだと知ることで、重く張り詰めた気持ちを少しだけ和らげ、再び歩み出すための勇気を取り戻していきましょう。 


いいね!と思ったらクリック

この格言の
コメントを書く/見る

いいね!と思ったらクリック

この格言の
コメントを書く/見る

みなさんの声を
お聞かせください

当サイトでは、サイトの内容に関する感想や、Proverb・格言に関する心温まるエピソードを募集しております。ぜひご投稿よろしくお願いいたします。

寄せられたコメント

このProverb・格言にコメントをする

選択してください

※必須




ペンネーム

※任意


コメント


※コメント後、反映までにお時間がかかります。
※誰かを著しく傷つけたり攻撃したりするような、コメントポリシーに反するコメントは掲載されない場合があります。詳細はこちらのお知らせをご覧ください。

閉じる

×
林 芙美子の画像

林芙美子

林 芙美子(はやし ふみこ、1903年〈明治36年〉12月31日 - 1951年〈昭和26年〉6月28日)は、日本の小説家。本名フミコ。

(wikipediaより一部抜粋)

NEW!!


今週おすすめのproverb・格言


今週おすすめの
proverb・格言

がんばれ受験生!

がんばれ
受験生!

今週のProverb
今週の格言

東進からのおすすめ

人物リスト

●あ行の人物

●か行の人物

●さ行の人物

●た行の人物

●な行の人物

●は行の人物

●ま行の人物

●や行の人物

●ら行の人物

  1. 東進ドットコム
  2.  > Proverb(ことわざ)・格言(名言)
  3.  > 林 芙美子の名言
LINE twitter Instagram tiktok Facebook メール