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行き場を失う女子学生を救わなければ。

吉岡彌生教育者・医師

吉岡彌生教育者・医師

吉岡弥生は、明治から昭和にかけて日本の医学界における女性の扉をこじ開け、日本初となる女性のための本格的な医学校(現・東京女子医科大学)を創設した不屈の女性教育者・医師です。自らも女性医師のパイオニアとして病院を開業し、多忙を極めるなかで、当時の社会構造の壁に阻まれて医療を学びたいという夢を理不尽に断たれようとしている女子学生たちの窮状を目の当たりにしました。いかなる逆風が吹こうとも、女性の自立と社会的地位の向上を医療の知見から支え抜くために、その人生のすべてを捧げた情熱的な先覚者です。


この言葉は、当時女性に医学の門戸を開いていた数少ない機関であった「済生学舎」が、男女風紀の乱れという理不尽な理由を掲げて突然女子の入学を全面禁止し、路頭に迷うことになった女子学生2人が絶望のなかで吉岡のもとへ助けを求めに来た際、その訴えを聞いた吉岡が即座に発したとされる、あまりにも重く力強い歴史的一節です。目前で途方に暮れる若者たちの未来を見過ごすことなく、自分がすべての責任を背負ってでも彼女たちの学びの場を守り抜くという、吉岡の迷いのない決断力と深い慈愛に満ちた行動力がこの言葉の背景に鮮烈に息づいています。


受験生の皆さんも、日々の学校生活や進路の選択のなかで、周囲の制度の変更や思いがけない環境の変化によって、自分の努力とは無関係に行き場を失うような不安や理不尽さを味わうことがあるかもしれません。しかし、吉岡弥生が目の前の困難な状況にある人々を救うために一歩を踏み出し、日本の医療史を変える巨大な教育の基盤を築き上げたように、私たちが困難に直面したとき、「自分にできることは何か」を考え、他人の痛みに共感して行動に移す強い意志を持つことは、自分自身の未来だけでなく周囲の状況をも大きく変える力となります。どんなときも他者への思いやりと、自らの手で道を切り拓く気概を忘れずに進んでいきましょう。


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吉岡 彌生の画像

吉岡彌生

吉岡 彌生(よしおか やよい、新字体 : 吉岡 弥生、1871年4月29日〈明治4年3月10日〉 - 1959年〈昭和34年〉5月22日)は、日本の教育者、医師。

(wikipediaより一部抜粋)

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