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2026/10/14
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賀川豊彦は、明治から昭和にかけて神戸の過酷なスラム街に自ら飛び込み、貧困にあえぐ人々の救済と医療・教育支援に生涯を捧げた伝説的な社会運動家です。労働組合運動や協同組合運動、無料診療所の開設など日本における社会事業の礎を築いただけでなく、自らの壮絶な実体験を描いた自伝的小説『死線を越えて』は当時の日本中で一大ブームを巻き起こし、100万部を超える空前の大ベストセラーとなりました。過密な活動のなかで絶えず執筆や講演を続け、のちにノーベル平和賞の候補にも挙がった、情熱と愛に満ちた先覚者です。
この言葉は、歴史的な大災害である関東大震災の直後、自らも被災しながら現地の救援ボランティア活動の合間に書き留めた随筆集『バラツクの六疊の間より』に収められている、あまりにも鋭く切実な時間についての思索です。「人間の寿命を50年と仮定し、その人生の半分を生存に不可欠な睡眠や食事などの時間にあてて削っていくならば、私たちが純粋に創作的・生産的な態度で人生に向き合える期間は、驚くべきことにわずか5年か6年ほどしか残されていない」と彼は説いています。限られた生の時間の中で、人間が本当に何かを生み出し、社会に価値を残せる瞬間がいかに刹那的で貴重であるかを痛烈に自覚させられる言葉です。
受験生の皆さんも、「まだ高校生活や受験勉強の時間なんていくらでもある」「本気になるのは明日からでいいや」と、大切な時間を何気なくSNSや惰性に費やしてしまっていることはありませんか。賀川豊彦が切実に突き詰めたように、私たちが真剣に自分を高め、未来に向けて何かを創り出せる時間は、思っている以上に限られています。明日や来週ではなく、いま目の前にある勉強時間や机に向かう一瞬一瞬を、自分の人生を切り拓くかけがえのない「創作的な時間」として深く自覚し、一点の悔いもない充実した取り組みを積み重ねていきましょう。
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賀川豊彦
賀川 豊彦(かがわ とよひこ、旧字体:豐彥、1888年〈明治21年〉7月10日 - 1960年〈昭和35年〉4月23日)は、大正・昭和期のキリスト教社会運動家・社会改良家、作家。
(wikipediaより一部抜粋)
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