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2026/10/14
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小原國芳は、知・情・意・信・美・健の調和を目指す「全人教育」の理念を掲げ、荒れ果てた雑木林を自らの手で切り開きながら玉川学園を創立した情熱的な教育者です。澤柳政太郎のもとで成城学園の発展に尽力したのち、さらに自らの理想とする真の教育共同体をゼロから築き上げるため、過酷な開拓の道を選びました。労働と学問、芸術と生活を一つにする独自の教育現場を命がけで作り上げ、日本の教育界に鮮烈な足跡を残した先覚者です。
この言葉は、彼が生涯にわたって掲げ続け、今なお玉川学園の魂として受け継がれているあまりにも力強いモットーの一節です。「人間にとって都合の良い楽しい役割や楽な場面は他の人に譲り、人生のなかで最も苦しく、誰しもが敬遠したくなるような嫌な、辛い、そして損を背負い込む場面にこそ、真っ先に、しかも微笑みを浮かべて自ら進んで担当せよ」と彼は説いています。困難から逃げ出さないだけでなく、あえて自ら好んで重荷を背負い、それを笑顔で引き受けることで自分の器を広げよという、究極の精神的気概がこの言葉の背景に深く息づいています。
受験生の皆さんも、日々の学習や学校生活のなかで、「面倒な係や役割が回ってきた」「苦手で仕方のない単元の復習をしなければならない」「どうして自分ばかりこんなに苦しい思いをしなければならないのか」と、不満を感じたり逃げ出したくなったりする瞬間が何度もあるかもしれません。しかし、小原國芳が説いたように、誰もが避けたくなる苦しい場面や損な役回りに直面したときこそ、不平不満を漏らすのではなく、あえてそれを笑顔で引き受けて真っ先に行動を起こすこと。その泥臭くも気高い姿勢の積み重ねこそが、あなたの人間としての器を計り知れないほど大きく育て、いざという時に自分を支える揺るぎない自信と信頼を形作っていくのです。嫌なことから目を背けず、自ら進んで困難に立ち向かう強さを胸に、今日の一歩を踏み出していきましょう。
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