この言葉を残したのは、18世紀に活躍したイギリスの小説家・政治家であるベンジャミン・ディズレーリです。

彼は裕福なユダヤ系の家系で育ちました。父親の勧めで弁護士事務所で働くも続かず退所、投機に手を出すも失敗と、破産と数奇な人生を歩みます。

その後、政治に関わる小説を出版していくうちに議会活動に興味を示し、議員選挙に出馬をするも４度落選。５回目でついに当選し、首相に就任しました。彼の長期政権下での実績の数々はイギリスの帝国主義の礎を築きました。

みなさんも小さなことに、動揺してしまうことはありませんか？

その原因は、余裕がなく、心が狭くなっていることかもしれません。

数多くの失敗を経験し、成功ばかりではなかった人生を生きたベンジャミンは、この言葉を通して、些細なことに気を取られることなく、おおらかな心持ちでいることの大切さを諭しているのではないでしょうか。