湯川秀樹は中間子論の功績でノーベル物理学賞を受賞した物理学者です。中間子論は現在の素粒子論で典型的に使われる考え方を初めて導入したもので素粒子論の発展に寄与しました。彼がノーベル物理学賞を受けたのは1949年で、この受賞は第二次世界大戦後の苦難の中にあった日本国民に大いなる勇気を与えました。
「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」という名言は彼の研究者としての人生を象徴しています。研究というのは一朝一夕で結果が出せるものではありません。しかし、これは研究に限ったことではないでしょう。全てにおいて、成功するには小さな努力の積み重ねが必要です。一日に十歩、十日で百歩進もうとしてもそれは長続きしません。結果的に成果を出す人というのは一日に一歩をコツコツ続けて百日に百歩進む人です。
実際に、彼が京都帝国大学の研究室に入ったのは1929年で、そこからノーベル賞受賞に至るまで20年を要しました。長い年月をかけて偉業を達成した彼だからこそ、「一日生きることは、一歩進むことでありたい。」という言葉には非常に説得力がありますよね。
一日を振り返ってみて、充実していたと思えるように日々を大切に過ごしていきたいですね。
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