これは明治時代の教育者で慶應義塾の創立者である福沢諭吉の名言です。
「活用なき学問は、無学に等しい。」とはつまり「どれだけ学問を修めて知識や情報を取り入れても、それを活用できないのであれば、それは何も学んでいないのと同じことだ。」ということです。
皆さんはどのような態度で勉学に励んでいるでしょうか。きちんと目的や夢を持って勉強している人もいるかもしれませんが、多くの人が目の前のテストや成績を目標にしてしまっているのではないでしょうか。受験に関係ない科目は勉強しなくて良い、副科目なんて勉強しても将来受験にも就職にも使わない、などと己の好奇心を蝕むような事をしてしまってはいないでしょうか。偏差値を上げる、良い大学に入るなどというのは彼の言う“活用なき学問”でしょう。
したがって、そのような勉強は、この言葉によると全く勉強していないに等しいということになります。そうは言っても「夢ややりたいことが無いのだからしょうがない」という人もいるでしょう。確かに、若くして明確な夢を持つことは容易ではありません。
しかし、そのような人たちはぜひ「勉強は、夢を実現するためのものであるだけでなく、夢を見つけるためのものでもある。」ということを常に念頭に置いてみてください。あなたが無駄だと思って避けてきた科目の勉強があなたの好奇心を芽生えさせ、あなたに夢を与えてくれるかもしれません。そして夢を掴んだあなたはきっと自然に学んだ事を“活用”できるようになるでしょう。
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