明治を代表する啓蒙思想家、教育家である福沢諭吉の言葉です。慶應義塾大学の創設者であり、1万円の肖像としてもなじみ深い福澤の人生とはどのようなものだったのでしょうか。
福澤諭吉は1835年に下級武士の家の次男として生まれました。少年時代は貧しい暮らしをしていましたが、学問が好きであったため、19歳のときに長崎で蘭学を学びます。そして、翌年からは緒方洪庵が開いた適塾で猛勉強をしました。
1858年には、現在の慶應義塾大学の基である蘭学の塾を開きます。また、西洋の知識を得たいと考えていたため、外国に行き、近代文明に触れることで見聞を広げると、自らの渡航の経験で得た西洋文明の精神を日本人に伝えるために数多くの本を出版しました。
生涯学び続けた福沢諭吉。ベストセラーの著書「学問のすゝめ」の中でも、世の中における様々な違いを生み出しているのは学問であるとし、学問の重要性を説きました。
「賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとによって出来るものなり」
貪欲に学び続け、日本の教育に大きな影響を与えた福沢諭吉だからこそ、説得力がある言葉です。学び続けることの大切さを、改めて感じますね。
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