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2026/08/11
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安岡正篤は1898年に大阪府で生まれ、昭和期に政財界のリーダーたちに多大な影響を与えた陽明学者・東洋思想家です。東京帝国大学法学部を卒業後、文部省に勤務しながら東洋思想の研究に専念し、金鶏学院や日本師友会を主宰して人物教育と精神修養の指導にあたりました。細川護立をはじめ歴代の首相や実業家たちの指南役を務め、終戦時の「大東亜戦争終結ノ詔書(玉音放送)」の加筆・修正に関与したことでも知られています。東洋の古典や哲理を現代社会の人間学・論理学として蘇らせ、生涯を通じてリーダー育成と自己修養の尊さを説き続け、85歳でその生涯を閉じました。
安岡は生涯を通して「人物学」を説き、人間としていかに生き、いかに身を修めるべきかを追求しました。著書や数々の講演の中で、彼は単なる目先の目標や野心と、世のため人のために尽くす高い志を明確に区別して語ります。人生の初期にどのような志を打ち立てるかによって、その人物の成長の限界や身につく気品、そして歩む人生の質そのものが決定づけられると主張しました。数々の指導者を育成し、自らも東洋思想の実践に生涯を捧げた安岡だからこそ到達できた、人間の根幹を射抜く深い洞察と重みが込められています。
受験生の皆さんも、「どの大学に入るか」という目先の目標にとどまらず、「どのような人間になり、社会で何を成し遂げたいのか」という根本的な志を胸に刻んでみてください。高い志や目的意識を持つことで日々の勉強は単なる暗記や作業ではなく、自らの人生を切り拓くための尊い準備へと変わっていきます。志という強固な軸を心に打ち立て、自分の未来と可能性を信じて一歩一歩着実に学習を進めていきましょう。
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