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2026/08/11
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正岡子規は1867年に愛媛県松山市で生まれ、明治の詩歌界に革新をもたらした日本を代表する俳人・歌人です。本名は常規。東京帝国大学国文科に学びながら、伝統的な俳句や短歌を近代的な「写生」の思想に基づいて再評価・刷新する文学運動を展開し、近代詩歌の礎を築きました。大学時代の親友である夏目漱石をはじめ、多くの文学者と深く交友を重ねています。日清戦争に従軍記者として現地へ赴いた際、帰国途上に喀血し、重い結核と脊椎カリエスを発症しました。激しい激痛とたたかいながらも執筆への執念を燃やし続け、わずか35年という短くも密度と情熱に満ちた生涯を駆け抜けました。
1902年、没する直前まで新聞「日本」に連載された随筆『病牀六尺』において、子規はこの言葉を遺しました。わずか六尺(約1.8メートル)の布団の上から寝返りすら打てない激痛の渦中にありながら、子規は死への憧憬や恐れを乗り越え、いま存在する現実にどう向き合うかを問い続けました。彼にとっての本当の悟りとは、死を受け入れることではなく、どれほど過酷で惨めな状況であっても投げ出さずに日常を「平気で生き抜く」ことでした。病床で極限の苦痛に苛まれながらも言葉を紡ぎ続けた子規の生き様が、この言葉に圧倒的な命の重みを与えています。
受験生の皆さんも、模擬試験の結果や迫る本番のプレッシャーに直面し、時には逃げ出したくなる瞬間があるかもしれません。しかし、どのような状況になっても、焦らず投げ出さず「今日という一日」を淡々と積み重ねていくことこそが、最も強い姿勢です。周囲と自分を比べて思い悩むのではなく、目の前の勉強に平然と向かい続ける静かな強さを持って、受験期を最後まで駆け抜けていきましょう。
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