【高校教員対象・参加無料】自宅から視聴できる授業づくりのヒント「夏の教育セミナー」8/11~24 オンライン配信 テーマは「教育で日本の未来をつくる」前半・後半各1週間限定
2026/08/11
カスタム検索
高峰譲吉は1854年に越中国高岡(現在の富山県高岡市)の医家に生まれた、近代日本を代表する化学者・実業家です。工部大学校(現在の東京大学工学部)を首席で卒業後、イギリスのグラスゴーへ留学して先端化学を修めました。帰国後に農商務省へ勤めたのち、醸造技術の改良で培った知識をもとに渡米して「タカジアスターゼ」を開発・事業化し、大成功を収めます。さらに1900年には、副腎皮質ホルモンである「アドレナリン」の結晶化・純粋抽出に世界で初めて成功し、国際的な医学・薬学分野に歴史的な偉業を刻みました。化学者としての功績にとどまらず、日米の親善事業や科学研究の発展にも深く寄与し、67歳でその生涯を閉じました。
世界初のホルモン結晶化という快挙を成し遂げる裏側で、高峰は度重なる莫大な研究費の途絶や協力者との決裂、競合研究者による特許をめぐる猛烈な追撃など、膨大な障壁に直面し続けました。資金や設備が不十分な環境にあっても決して実験を投げ出さず、ありあわせの器具と発想の転換、そして不屈の観察眼で課題を一つひとつ解決していったのです。後年の講演で自らの足跡を述懐した際にも語られたこの言葉には、恵まれない条件や厳しい逆境を知恵と工夫の原動力へ変え、世界的な大発見へと繋げた高峰自身の凄絶な実体験と信念が濃縮されています。
受験生の皆さんも、勉強で行き詰まったり思うような成果が出なかったりした際、その困難こそが自らの知恵を絞り成長するための入り口であると捉えてみてください。十分な時間や環境が整っていないと感じる時でも、限られた条件の中で「どう工夫すれば理解できるか」と粘り強く考えるプロセスが、知識を深め応用力を養う力となります。直面する壁を逃げずに工夫と創意で乗り越えていく経験の積み重ねこそが、皆さんを真の実力者へと育て上げる大きな力となるはずです。
この格言の
コメントを書く/見る
当サイトでは、サイトの内容に関する感想や、Proverb・格言に関する心温まるエピソードを募集しております。ぜひご投稿よろしくお願いいたします。
選択してください
※必須
ペンネーム
※任意
※コメント後、反映までにお時間がかかります。
※誰かを著しく傷つけたり攻撃したりするような、コメントポリシーに反するコメントは掲載されない場合があります。詳細はこちらのお知らせをご覧ください。
閉じる
2026/08/11
2026/08/11
2026/07/24
2026/07/22
人物リスト
●あ行の人物
●か行の人物
●さ行の人物
●た行の人物
●な行の人物
●は行の人物
●ま行の人物
●や行の人物
●ら行の人物
この格言の
コメントを書く/見る