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ふしぎだと思うこと、これが科学の芽です。よく観察してたしかめ、そして考えること、これが科学の茎です。そうして最後になぞがとける、これが科学の花です。

朝永振一郎(理論物理学者)

朝永振一郎(理論物理学者)

朝永振一郎は1906年に東京都で生まれ、京都で育った昭和期を代表する理論物理学者です。京都帝国大学理学部物理学科を卒業後、理化学研究所の仁科芳雄のもとで量子力学の研究を深めました。第二次世界大戦下の厳しい物資不足や空襲の危険の中で、場の量子論における無限大の困難を解消する「くりこみ理論」を独自に創案・発展させます。この画期的な業績により、1965年にノーベル物理学賞を受賞しました。東京教育大学(現在の筑波大学)学長を務め、日本学術会議会長として科学政策を主導したほか、パグウォッシュ会議などを通じて核兵器廃絶と平和運動にも尽力し、72歳でその生涯を終えました。


ノーベル賞受賞後、朝永は子どもたちや次世代の若者へ向けて科学の魅力と探究の喜びを伝える教育・普及活動に情熱を注ぎました。研究機器も満足に揃わなかった戦時中であっても、科学を進めていく原動力となったのは他でもない「なぜだろう」という純粋な疑問や驚きの心でした。この言葉は、植物の成長過程になぞらえた親しみやすい表現によって、好奇心の芽生えから観察・思索というプロセスを経て真実という花を開かせる探究の本質を伝えたものです。科学に対する愛おしさと次世代への温かな期待が込められた名言として、現在も深く語り継がれています。


受験生の皆さんも、日々の勉強を単なる知識の丸暗記やテストの解法をこなすだけの「作業」として終わらせないでください。「なぜこの公式が成り立つのか」「なぜこの歴史的出来事が起きたのか」という疑問(科学の芽)を持ち、じっくり考えて納得するプロセス(科学の茎)を大切にしてみましょう。自分で問いを立てて解き明かした体験こそが、忘れられない本物の知識(科学の花)となり、試験本番でも揺らぐことのない思考力や応用力として大きな実を結んでいくはずです。

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朝永振一郎

朝永 振一郎(ともなが しんいちろう、1906年(明治39年)3月31日 - 1979年(昭和54年)7月8日)は、日本の理論物理学者。

(wikipediaより一部抜粋)

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