これはアメリカの作家ヘレン・ケラーの名言です。彼女は視覚と聴覚の重度障害者でありながらも世界各地を訪問し、障害者の教育・福祉に貢献しました。
冒頭部分の“Be of good cheer”(元気を出しなさい)という言葉は、様々な逆境を乗り越えてきた彼女だからこそ言えたものなのではないでしょうか。彼女は幼い頃に視力と聴力を失いました。しかし諦めることなく学び続け、現在のハーバード大学に入学します。大学卒業後は障害者の支援にその一生を捧げました。
暗い中でも元気を出すことの難しさ、重要さを実感してきた彼女が言ったからこそ、この言葉には非常に重みがあるように思います。
また、後半部分の” Do not think of today’s failures, but of the success that may come tomorrow.“(今日の失敗ではなく、明日訪れるかもしれない成功について考えるのです)には彼女の活躍の所以を感じます。「失敗を振り返る」ことに留まらず、「成功について考える」ことまで行うことが彼女の活躍にも繋がったのではないでしょうか。
私たちも失敗の中に落ち込むことはたくさんあります。その時に自分を責めたり、それを忘れようとしたりする人はいるかもしれませんが、未来に起こりうる成功について考える人は少ないでしょう。これは幼い頃から困難を乗り越えた先の成功を経験してきた彼女だからこそ言えた言葉なのでしょう。私たちも自分の失敗に落ち込んだ時にはこの言葉を思い出し、成功につなげていきたいですね。
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