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2026/09/10
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徳川吉宗は、紀州藩主を経て江戸幕府第8代将軍に就任し、衰退していた幕府財政の再建と政治改革に挑んだ名君です。「享保の改革」を断行し、新田開発の推進や質素倹約の徹底、裁判基準となる公事方御定書の制定や庶民の声を聴く目安箱の設置など、多角的な施政を矢継ぎ早に実行しました。自らも木綿の服を着て質素な生活を貫くなど率先垂範の姿勢を示し、幕府中興の祖として後世まで高く評価されている人物です。
窮乏する幕府の立て直しという極めて困難な改革を進める中で、吉宗が側近や自らへの戒めとして残したのがこの言葉です。目の前の苦しみや労力を避けようと安易な逃げ道を選べば、人間として守るべき道徳や人の道を見失ってしまうという強い警告が込められています。厳しい財政難や周囲の反発から逃げることなく、正道を貫いて改革に立ち向かい続けた吉宗の揺るぎない覚悟と強い信念が脈打つ一節です。
受験生の皆さんも、日々の勉強の中で「もっと楽な方法はないか」「苦しい課題から逃げ出したい」と感じる瞬間があるかもしれません。しかし、安易な近道やその場しのぎの勉強法に逃げてしまうと、真の実力や応用力を養う機会を逃してしまいます。困難な問題や苦手分野から目を背けず、正面から愚直に積み重ねる努力こそが、最後に自分を裏切らない本物の強さへと変わっていくのです。
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