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2026/09/10
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原敬は1856年に陸奥国盛岡(現在の岩手県盛岡市)の盛岡藩士の家に生まれた、明治・大正期を代表する政治家です。新聞記者や外交官、官僚を経て政界へ進出し、立憲政友会の総裁として政党政治の発展に心血を注ぎました。1918年には爵位を持たない衆議院議員として初となる本格的な政党内閣を組織し、「平民宰相」として国民から絶大な支持を集めます。教育の拡充やインフラ整備、外交の改善など現実的で着実な政策を推し進め、日本の立憲政治の基礎を築きましたが、1921年に東京駅頭にて暗殺され、65歳で悲劇的な最期を遂げました。
「宝樹成陰(ほうじゅせいいん)」とは、原敬が座右の銘として深く愛し、色紙や掛け軸に数多く書き残した言葉です。立派な木(宝樹)を大きく育て上げ、その豊かな木陰(成陰)に人々を集めて憩わせるように、人材を育成し社会の土台を静かに支えることこそが政治や指導者の真の役割であるという信念が込められています。華やかな名声や権力を誇示するのではなく、社会の役に立つ実質的な成果を残し、後進を育てて世の中に平和と繁栄をもたらそうとした原の無私で温かい人間観が示された名言です。
受験生の皆さんも、日々の勉強を「試験で点数を取るためだけの手段」として狭く捉えるのではなく、将来自分が大きく成長し、他者や社会を支える「頼もしい存在(宝樹)」になるための準備期間として捉えてみてください。今積み重ねている知識や思考力は、将来あなた自身を助けるだけでなく、周囲の人々や社会を温かく包み込み、支えていくための大きな力となります。未来の自分と社会の役に立つ豊かな力を蓄えるイメージを持ちながら、今日の学習に真摯に向き合っていきましょう。
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