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われ未だ木鶏たりえず。

双葉山定次(大相撲力士(第35代横綱))

双葉山定次(大相撲力士(第35代横綱))

双葉山定次は1912年、大分県宇佐郡天津村に生まれました。幼少期に事故で右目をほぼ失明し、右手小指の機能も失うという重い身体的ハンデを抱えながらも相撲界に入門します。不利な条件を克服すべく「後の先(ごのせん)」と呼ばれる絶対的な立ち合いの型を体得した彼は、第35代横綱に昇進しました。昭和初期に幕内69連勝という前人未到の大記録を打ち立て、「昭和の角聖」と称えられた彼は、引退後も時津風部屋を創設して後進の育成に力を注ぎ、相撲界の近代化に大きく貢献しました。 


1939年1月、大記録である70連勝をかけた一番で安藝ノ海に敗れ、連勝が止まった夜に彼が打った電報の中に残されていたのがこの言葉です。「木鶏」とは中国の古典『荘子』に登場する、周囲のどんな挑発や変化にも全く動じない木彫りの鶏のような絶対無心の境地を指します。日本中を沸かせた偉大な記録が途絶えたまさにその瞬間にあっても、誰かのせいにすることなく自らの未熟さを真摯に省み、さらなる高みを目指そうとした彼の高潔な精神が伺えます。 


模試や普段の学習で満足のいく結果が出ると、誰もが安堵し油断が生まれやすくなります。しかし、真の実力とは「まだ足りない部分があるはずだ」と常に己を省み、奢ることなく学び続ける姿勢から磨かれます。現状の結果に満足せず、静かな情熱を持って自分自身を鍛え続ける謙虚さこそが、大事な本番の舞台で動じない大きな力となるのです。

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双葉山 定次の画像

双葉山定次

双葉山 定次(ふたばやま さだじ、1912年2月9日 - 1968年12月16日)は、大分県宇佐郡天津村布津部(現:大分県宇佐市下庄)出身で立浪部屋に所属した大相撲力士。

(wikipediaより一部抜粋)

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