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2026/09/10
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尾崎行雄は1858年に相模国(現在の神奈川県相模原市)の武士の家に生まれた、明治・大正・昭和期を代表する政治家です。慶應義塾で福沢諭吉の教えを受け、新聞記者を経て政界へ進出すると、1890年の第1回衆議院議員総選挙から連続25回当選し、63年間にわたって議員を務める前人未到の偉業を達成しました。東京市長や司法大臣を歴任する中で、軍部や権力による圧迫に屈することなく言論の自由を守り抜き、普通選挙運動の先頭に立って立憲政治の確立に尽力します。「憲政の神様」「議会政治の父」と称えられ、95歳でその生涯を閉じました。
大正デモクラシーから昭和の軍国主義台頭という激動の時代において、尾崎は一貫して政治の民主化を訴え続けました。尾崎は、たとえ選挙制度などの形ばかりを整えたとしても、有権者である国民自身に物事の真偽を見極める教養と判断力がなければ、国家は容易に扇動や独裁へ傾いてしまうと強く懸念したのです。国家の主役である主権者一人ひとりが知識を蓄えて賢くなり、自らの頭で思考することこそが健全な社会を支える不可欠な条件であるという、半世紀を超える政治活動で磨き上げられた尾崎の哲学が込められています。
受験生の皆さんも、日々の学習を単に「テストで高得点を取るため」「志望校に合格するため」だけの通過点として終わらせないでください。今学び、身につけている幅広い知識や多角的な思考力は、将来社会に出て様々な情報や課題に直面した際、惑わされることなく正しい判断を下すための揺るぎない糧となります。自ら学び深めて賢くなっていくプロセスそのものが、未来の社会を自立して支える強い自分を育てていくのだという誇りを持って、今日の勉強に取り組んでいきましょう。
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