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2026/09/10
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布施辰治は1880年に宮城県牡鹿郡(現在の石巻市)の農家に生まれた、明治・大正・昭和期を代表する人権派弁護士です。明治大学で法律を学び弁護士となると、無報酬で弱者の弁護を引き受け、関東大震災時の冤罪事件や小作争議、労働争議など不当な差別に苦しむ人々の権利擁護に生涯を捧げました。権力からの弾圧を受けて弁護士資格を失い投獄される憂き目にも遭いましたが、信念を曲げずに闘い続けました。朝鮮の独立運動家たちの弁護にも尽力した功績から、没後の2004年には日本人として初めて韓国の建国勲章が追贈され、72歳でその劇的な生涯を閉じました。
この名言は、布施が自らの人生の誓い・座右の銘として深く愛し、色紙等に数多く書き残した言葉です。国家や権力のためではなくどこまでも虐げられた民衆の傍らに寄り添い、生きるなら共に笑い苦しみを分かち合い、死ぬなら彼らの人権を守るために尽くしたいという無私の精神が込められています。自らの財産や地位を失ってなお弱者のために立ち上がり続けた布施の生き方そのものを凝縮した一句であり、国境や時代を越えて人間の尊厳を守り抜いた「人権の弁護士」としての揺るぎない覚悟と情熱が力強く息づいています。
受験生の皆さんも、日々重ねている努力を単に「自分が受験に勝つため」「良い成績を取るため」だけの個人的な手段として終わらせないでください。「自分自身が将来身につけた知識や技術を使って、誰を助け、どう社会に貢献したいのか」という目的意識を持ってみてください。他者の役に立ちたいという真摯な目標を持つことこそが、勉強で行き詰まったときや困難に直面したときに、あなたを力強く前へ押し動かしてくれる一番の原動力(羅針盤)となり、本物の知性を育てていくはずです。
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