この言葉は日本の将棋棋士である羽生善治氏の言葉です。羽生は1985 年に中学生でプロ棋士となり、1989年に初タイトルとして竜王位を獲得しました。また、1996年には将棋界で史上初の七タイトル全制覇を遂げました。
このように日本将棋界を引っ張ってきた羽生の「選んだ以上は後悔しない。あとは振り返らない。」という言葉にはどのような背景があるのでしょうか。
羽生は多くの名言を著書などで残していますが、この格言は特に重立ったものだといえます。なぜなら、羽生の人生そのものだといえるからです。
将棋界に入るということは、将棋に人生を捧げ、ほかの人生をあきらめることに等しいと言っても過言ではありません。プロの棋士を目指す場合、奨励会というアマチュアの大会で段位を積んでいく必要があります。そして、一年に四人だけがプロ棋士になることができるのです。しかし、プロになった後も同様に勝ち続けなければタイトルは取れませんし、プロで居続けることも難しいのです。
このことから、中学生でプロとなり、プロ3年目でタイトルを獲得した羽生のすごさがよくわかるでしょう。選んだ以上は後悔しない、あとは振り返らないことが羽生自身を強くしたと言えます。
この格言の
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