この言葉を直訳すると「少ししか学んでいないということは危険なことだ」となります。また、この言葉に似たことわざとして「生兵法は怪我の元」が挙げられます。
少しばかりの知識や技術は、それに頼ったり自負したりして、かえって大失敗をすることのたとえです。その道に入って間もない人に対してよく使われる言葉でもあります。 そしてこのことわざは、江戸時代の初めに書かれた「吾吟我集」という短歌集から生まれた言葉という説があります。中途半端な武術だけでは、小さな犬にかまれてしまうという内容が書き込まれていて、「深く知識を身につけることの大切さ」をうたっています。
みなさんも少しの知識や技術で何かを成し遂げようとするのは危険です。もちろん多くの物事に自分から挑戦する姿勢は大切ですが、怪我や失敗をしてしまっては取り返しがつきません。さらに、自分だけでなく他人にも迷惑をかけてしまうこともあり得ます。だからこそ、上辺だけの知識や技術で満足することなく、深く知り、身につけることが必要です。多くの人が中途半端な状態より完璧な状態を目指すのではないでしょうか。
勉強や部活動においても同じことが言えますよね。多くの知識や技術を自分の中に取り込んだ人こそが、いい成績を残す存在になります。勉強や部活動、私生活などすべてのジャンルで共通しているのです。常日頃から意識することで自然と身についていくはずです。
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