この言葉を訳すと「勤勉は幸運の母」となり、意訳すると「播かぬ種は生えぬ」という意味になります。「仕事や勉強などを一生懸命に努力し続ければ、やがて自分の成功に結び付いていく」という内容のことわざです。
このことわざは、アメリカ合衆国独立宣言の起草委員の一人に選ばれ、「アメリカ合衆国建国の父」とも呼ばれているベンジャミン・フランクリンも残していたことが広く知られています。彼は17人兄弟という大家族のもとで生まれており、生活が困窮していたため、10歳で学校教育を終え、12歳から印刷出版業者として働くことになりました。しかし、そんな状況でも彼は勤勉に印刷技術を学び、印刷業を順調に成功させます。さらに、彼の貪欲な学びの態度は印刷業だけでなく、自然科学や哲学などの分野にもわたり、独学で論文も出していました。困難な状況の中でも勤勉に努力し続けたことで様々な功績を残し、現在でも尊敬される人物の一人に挙げられています。
彼のように、誠実に努力し続けることは、決して簡単なことではありません。しかし、「塵も積もれば山となる」ということわざがあるように、どんなに些細な努力でも、継続すればいつか大きな成果となります。心が折れてしまいそうな時は、この言葉を思い出して、コツコツと努力し続けられると良いですね。
このProverbの
コメントを書く/見る